幾度散ったろう 床を隠す 積る積るレモンイエロー 手触りはビロード 踏めば痛み走り 空(くう)で舞う飼い鳥の翼愛しく 何度の死滅と再生を経て この部屋染まった事だろう 寂しくて雫 一つでも落ちれば 広いこの場所が窮屈になる 窓の外は白く 白というより透明で 踏み出してもきっと飛びきれやしない 旋律は掛け橋にはならないと 最後に気付けた時間はとっくに沈んだ 響くのは曲無きオルゴール 単調に弾かれるピンの音 奏でる笛の音 歌声とは知られず ふわり散ったレモンイエロー 呼吸(いき)に触れ 踊る 決して塞がれぬ 透き通った木管は 体内で震え 未だ降り注ぐ 床を隠す 積る積る レモンイエロー 空で舞う飼い鳥の翼愛しく ------------------------------------------------------------------------- ブラウザの『戻る』でお戻り下さい。