間違いを失った 悲しみも無くした 雨は降らない 不幸の沼は干上がった さあ この荒野を幸福と名付けて 渇きの道を歩もうか 転がる岩達の僅かな違いを見分けなければ 地平線の綺麗なこの幸福に 目印を存在させる事はできないの 水しか求めぬ旅人は 荒野を永久(とわ)に彷徨い続けるの 彼の頭上を飛ぶあの鳥のように 広く狭く円を描いて 間違いを失ったはずなのに 正解の道に果実がない  この荒野に道などないのに 悲しみも無くしたはずのに 旅の喜びは増えやしない  この荒野に暮らしてるようなもの 雨は降らない この荒野に沼はできない  そう 荒野は常に荒野 幸福の荒野は永久に  渇きの道は永久に さあ 幸福の荒野で幸福を探す 不幸の沼も恋しくなった この世の水を喉に当てたなら 待つのは焼ける痛みの味 それでも今は それでも今は 拒んだ苦しみがひたすらに恋しい 頭上で喜びに踊り狂う鳥は 幸福を見つけただろうか それは今にも訪れるのだろうか その鋭い目で 君は何処を見た 広いこの幸福の 何処に紛うこと無き幸福を 君は 君は ------------------------------------------------------------------------- ブラウザの『戻る』でお戻り下さい。