貴方はいつもそうだった。 自分の不幸をひけらかして、 他人の不幸を嘲笑うのでしょう? あの日貴方はこういった。 「自分はきっと世界で一番不幸なんだ」 それだけ言って微笑んだ。 まっしろな微笑だった。 あの時、貴方を必死で励ましていた私が ただただ馬鹿馬鹿しくて。 今日も涙を流しながら、 大好きなあのCDをかけて、 いっしょに歌うの。 貴方はいつもそうだった。 私に不幸を悲しんでもらって、 私を馬鹿な奴だと笑うのでしょう? あの日私はふと思ったの。 不幸に一番なんてあるのかしら? 貴方に言わずにしまっておいた。 ずっとしまっていた。 あの時、貴方にその事を言っておいたなら まだ時間はあったのかしら。 泣いている訳じゃない。 大好きなあの歌と同じ、 震える声をだしているだけ。 私に不幸が訪れた時。 貴方は不幸を自慢した。 貴方は不幸を武器にして、 自分を作り上げていたのね。 あの時、私が始めて貴方に言い返した時 貴方は耳を塞いだ。 子供の様に泣き喚いた。 あの時、貴方は見たの?まっしろな微笑み。 本当にまっしろな微笑み。 涙だけが色付いて。 貴方の大好きな不幸。 私のまっしろな微笑み。 ------------------------------------------------------------------------- ブラウザの『戻る』でお戻り下さい。