時計が無い広場で遊んだ 手を繋いでくるくると ダンスの真似事をした すぐに離れる温もりは 風で消えるほど儚い物じゃなかった 次がある事を何故か僕らは知っていて 広場の外に待つ沢山の恐怖の事を 僕らは日常だと信じた 時間の流れはゆるやかだったけれど 小石も静かに流れて来たんだ 広場の出入り口が埋まった事に気付いたのは 外の電灯が音を立てて弾けた瞬間 まるで液体の様 大きく振る腕にぐにゃりと纏わりつく空気 赤い霧立ち込めて息もできないまま 立ち尽くす 幻にキスをした 僕はこの変わりない広場で 恐怖に身を投げる君を見送った それは映画のような光景(けしき)だったから きっと君は戻ってこない ------------------------------------------------------------------------- ブラウザの『戻る』でお戻り下さい。