×恨みと悔やみ×



ずっと前・・・人が死んだ

だが涙は出てこない。


いつも一番身近にいて、
いつも僕を見守っていて、
いつも僕の健康に気をつかい、

僕が大学を合格した時には
まるで自分のことの様に喜んだ。


僕は人体研究部に所属した、
ある人体実験の時
僕のミスでその人は死んだ。



いつも一番身近にいてくれたあの人




今、僕は薄暗い牢屋の中にいる

・・・あの人には恨みの気持ちしか無い

自分のミスで死んでしまったあの人



―――・・・自業自得だろ?馬鹿かお前?



そうだな・・・自業自得だ

少々僕は甘やかされて育ったのかもしれない




何でだろうな・・・涙は出てこない


あの時僕は・・・何故謝罪する気になれなかったんだろう?

今、悔やんでも仕方ない・・・


でも・・・でも今なら・・・

涙だって出てくる






過ぎ去ったこと・・・

それは当然の様に過ぎ去ったこと



涙は出てくる

でも恨みしかない

それを悔やんでいる











あの時、何故泣けなかったんでろう?


実の・・・
たった一人の”親”を殺したというのに・・・











あとがき

撃沈、しばらく立ち直れません


読むのをやめる