あの人が包む風、こちらは穿つ雨。
あなたに根付いたこの岩を、
時の数だけ砂に変え、
白く輝く砂塵をあの蒼の海へ運びます。

さぁ、浸食の進んだ岩は石と化し
もはや転がせそうなほど。
ほら、もう触れられる。良からば共に行きましょう。
一つまみの白砂を土産にして、
私達はこちら、黄紅咲き誇る佳麗なる花畑へ。

始まりへ、ようこそ。
自由へ、ようこそ。
あなたは、今度こそあなただけのあなたになりました。
この世界へ、
この、あなたの世界へ、
ようこそおかえりになられました。

お邪魔していますよ。


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