この地球時計がすっかり蒼くなった時に、
僕はここから出て行こうと思う。
もう一度この海が紅く紅く染まって、
クッションの色も戻った頃に、
僕はあの窓の外にそびえる機械塔の、
歯車を一つ咥えて戻ってくるだろう。
心配はいらない。
僕が持ち去れるほどの大きさの歯車一つくらいで、
あの塔の機能は止まりやしないから。

もうすぐ最後の雫が落ちる。そろそろ腰をあげようか。
この快適なテリトリーに世界の欠片を増やす為。
今回目指す欠片の在り処は、
荒廃の証、豊穣の機械塔。 


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