フィルス・・・本編の主人公、緑色の髪に150pくらいの背丈、11歳の少年、記憶が無く、気づいたらどこかの草原に
いた。
風の称号「ウィンドフォース」を持つ、紋章は左手に手袋をして隠している。
一人称は僕。
ワテルド・・・旅先でフィルスが出会った12歳の少女、水色の髪で身長は140ぐらい彼女も旅をしているらしい、その
理由は不明。
水の称号「アクアフォース」を持つ、紋章は黒い手袋を両手にして隠している。
一人称は私。
レイム・・・炎の称号「フレイムフォース」を持つ少年、歳は12、身長は160。
途中倒れていたところをワテルドに助けられた、属性が反するためかワテルドとの仲はあまり良くない.
紋章は右手に包帯を巻いて隠している。
一人称は俺。
フォース、それは忌まわしき鎖、鋼より固く、ガラスより脆い。
その手に紋章があるものは力を操り戦う者。
力があれば何かを壊し、力がなければ壊される。
破壊を続ける『邪の者』全てを守る『聖なる者』。
守るか壊すか、それはそのもの次第・・・
∴フォースバトル∵
ある日、僕はどこかの草原にいた・・・・
「おい!てめぇ!人にぶつかっといて何も言わずに行く気かぁ?!」
まったく、さっきからこんな奴ばかりだ、こんなに人がいるんだからぶつかるなって言う方が無理だよ。
「はいはいごめんなさい、これでいい?」
まぁ、こんな言い方で相手が許すわけもないよね、だから当然のごとく「ちょっと来い!」と言われて裏路地へ引っ張られ
ちゃったんだ。
何分たったかな?裏路地からあいつらが出て行く、僕はぼろぼろの状態で裏路地にいる・・・
「いたいなぁ」
「あんたもやり返せばいいのに」
僕の目の前に水色の髪をした女の子がいる。
「僕のかってでしょ?」
「あんたのその刀は飾り?『フィルス』」
「飾りかもね・・・」
「せっかくの刀も持ち主がこれじゃね」
「ところで何のようなんだよ『ワテルド』」
「ちょっと仕事を手伝ってもらいたくてね」
「また僕に泥棒の肩を担がせる気なの?」
「人手が足りないのよ、『レイム』だけじゃね」
「レイムだって『僕ら』と同じ『フォース』を持ってる」
フォース・・それは何千年も前の民族が残した過去の遺産・・・忌まわしき鋼より固い鎖
「まぁね、でもあいつの持っているのは『フレイム』の称号、あんたや私とは違う称号でしょ?」
「だからって僕と君が同じ称号というわけでもない」
「ともかく『水』と『炎』じゃ相性が悪いのよ、その点『風』のあんたならまだいいわけ」
「君たちは好きでくんでるんだろ?僕まで巻きこまなくったっていいじゃないか」
「わかったわよ」
そう言ってワテルドはその場を去ってしまった。
「・・・・・・・ん?」
僕の足下に小さな紙切れが落ちている、なんだろう?
今晩11時
ラティス城・城門前
「ラティス城にいくつもりなんだ・・・おもしろいかも・・・・」
「だめだ!」
僕は自分にそう言い聞かせた、今まで僕はフォースの力の恐ろしさを見てきた、
だからこそこの力は悪用したくない・・・・でも、その誘惑には勝てそうもなかった。
夜11時
今私たちは城門の前の茂みの中にいる、私の隣には赤い髪の少年がいる。
「本当に来るのか?」
「ああいう紙を置いといて来ないわけ無いわよ」
「うまくいけばいいが・・・」
「私の作戦にケチつける気?『レイム』!」
「ケチをつけている、わからなかったか?」
「あんたとフィルスって似てるわよね」
「どこが」
「そういう言葉よ、今日だって・・・」
そうこうしているうちに城門から3人の兵士が出てきた、まぁここはおきまりの先方で行きますか。
「フィルスがいないけど・・・行くわよ!」
「・・・」
この無言がこいつの「了解」なのよね。
で、僕は今城の前の茂みの中にいる、別にワテルドと一緒というわけではない。
「結局来ちゃったよ・・・どうしよう?」
僕が悩んでいるうちに城から兵士が3人出てきた。
「ワテルドがねらうならああいう人たちを倒すんだよね、変装して潜り込めば・・・」
そう独り言を言っているうちに案の定、ワテルドとレイムが反対側の茂みから飛び出してきた。
「まさかフォースを?」
私たちは茂みから飛び出した、むろんあちらもこっちに気づいて手に持っていた槍を構える、そんな物で私たちにはむかお
う何てまったく馬鹿よね。
「(ウォーターウィップ)!」
この技は私のお気に入り、何たって使いやすい・・・・この技で兵士3人を気絶させた後ぐるぐる巻きに縛った、この水の
ムチは並のムチより固いので切れる心配はまず無い。
「よし、さぁ鎧を引っぺがすわよ」
「ワテルド!」
覚悟を決めた僕は茂みから飛び出した。
「やっぱり来たわね」
「フォースの力をこんな事に使うなんて何を考えているんだ!」
「力だって使わなかったら宝の持ち腐れでしょ?」
「早く城の中に入るぞ」
「レイム、君からも何か言ってくれよ」
「俺はとくに困ってはいないからな」
「ほら、あんたも鎧を着なさいよ」
「はぁ」
で、僕らはこれから『あいつ』と出会うことになる、今思えばまったく馬鹿なことをしたよ。
用語解説
ラティス城・フィルス達がいた町の城、フィルス達がいたのは城下町。
ウォーターウィップ・ワテルドのお気に入りの技、フォースの力で大気中の水分を集めて水のムチを作り出す。
次の話を読む
読むのをやめる