ASTRAY
                   〜正義から逸れて〜
              W a t e l d o s t o r y

                                     捜し者
「どうしよっかな、これから…」

芝生に寝っ転がり星空を見上げる、柔らかい芝のにおいが心地よい。

「昔は…悩んでたらお兄ちゃんが助けてくれたっけ…」

兄は何でもできた、できない事なんて無かった、その兄に劣等感を感じず、尊敬できたのはワテルドの性格というものだ
ろう。
ふと、ワテルドの顔に葉っぱが降ってきた、葉っぱをはらって横を見るとすぐ隣には虫がいた、小さな…小さな虫が…

「あんたはすごいね、何でも一人でできるんだから…」

(私は虫にさえも負けてる…)

虫は何事もなかったように飛び立った。

「負けるぐらいなら最初から何もしなければ良かったな…」

『負けたくないから努力するんだ』
『戦って勝つだけが勝利じゃないんだ、少なくとも僕はそう思う』

ふと、ワテルドの脳裏にあの二人の言葉がよみがえる。

「私はまだ…負けてないのかな?」

『僕は正義なんて言われたくない、自分が信じた道なら悪と呼ばれようがいいじゃないか、理由のないことなんて存在しな
いんだ』

そうだ…間違ったならただせばいい、正義と呼ばれる者から遠ざかるならそれでもいい、自分が正しいと思った道なら…

「結局あんたらに励まされちゃうのね…やってやろうじゃない!間違いは正せばいいのよ!」

そして二人に遅れること数時間、もう一人、旅立つのだった。

続く

一番短いストーリー。
タイトル見て、ガンダムじゃないかぁ!って方、ガンダムですよ?
いや、今のワテルドにはこの言葉が一番ぴったりなんで。
一番短いストーリー、だからあとがきも短い(笑



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