ゼロフォース・シェルDX「サドンデス・ゼロ」
第1部「サドンデス・ゼロの始まり」
ここは、ライムストーンランド。ポップスターで有名な鍾乳洞である。
そこに来ているある3人の男が、その山を見ていた。
1人目の男は、桃色の髪をしていたカービィ。2人目は、ジャンパーを着ているデデデ大王。
そして、3人目は、額に目のあるヘルパーのワドルドゥだった。彼らは、森の道を通りながら景色を眺めていた。
「あーっ、外の空気はおいしいなあ。まるで、食べ物のようだな。」
カービィは、外の空気を食べ物と思いながら深呼吸をしていた。どうやら、彼は満足になっていた。
「カービィったら、食べ物にしか脳がないんだから、しかたないな。」
「デデデ大王さん、そうですな。」
デデデ大王とワドルドゥは、カービィのことで明るく笑っていた。
彼らがライムストーンランドに行く前、ある出来事が起きた。
数ヶ月前、プププランドに住んでいるカービィは、自分の家のベッドで寝ていた。
すると、木製のポスト箱から音がしてきた。
彼が、その音に気づいて家の外へと出ようとした。
一体誰がポストに何かをしているのだろうか、とカービィが思っていた。
彼が、家のドアを開けたら、その向こうには桃色のロングヘアーをしていた女性が逃げているように向こうへと行った。
その姿は、彼を惹きつけるように美しかった。あの女は、チュチュなのかわからないな。
こんな夜中に何をやっているんだろうか、と思った。
彼は、その事を気にしないでおこうと、すぐに自分のベッドに戻った。そして、彼はベッドにもう一度寝た。
翌日、彼は朝早く起きて、ポストの中を調べた。その中には、ライムストーンランドの招待券があった。
「あれっ、なんでライムストーンランドの招待券があるのだろうか。ボクはどこのキャンペーンにも応募してないしなあ。」
彼はその招待券のことを疑問に思った。すると、昨日の夜中を思い出した。
あっ、そういえば昨日の夜、あの女がポストに何かを入れていたんだ。
この招待券は、ボクに譲っていたのかもしれないな、と彼は思った。その招待券の下には、何かが書いてあった。
「ライムストーンランド観光予定日は、11月5日か。あと3日だな。」
そこには、ライムストーンランド観光予定日が書かれていた。彼は、その日のために荷物などを準備した。
その券は、デデデにもワドルドゥにも届いてあった。
そして3日後、カービィは、デデデ大王とワドルドゥに会い、一緒にライムストーンランドへと行った。
だが、その日は彼にとって悪夢の一週間の始まりであった。
彼は、ライムストーン鍾乳洞の入り口に来た。そこには、700人以上の客が集まっていた。
カービィが、どうやらこの鍾乳洞は確かに有名で人気があるね、と思っていた。3人は、この景色に心が圧倒された。
カービィは、ライムストーンランドが神秘の宝庫と思っていた。彼らは招待券の拝見所に行って、従業員にその券を見せた。
従業員が、招待券に「OK」という印を押して、彼らにここを通る事を許可した。彼らは、ゆっくり鍾乳洞の方へ入った。
彼らは、観光客達と共に階段を降りたら、そこには美術館の彫刻のような感触のする鍾乳洞の壁があった。
さらに、ろうそくのロウが溶けているような鍾乳洞があった。次の階段を降りたら、そこには地上から流れてきた滝があった。
彼らは、その光景を見て心を圧倒された。観光客達も、彼らと同じであった。彼らが、その光景に見とれていたら、その時!
階段の向こう側から、岩が崩れていくような音がしてきた。観光客が、いきなり悲鳴を出したのではないか。
さらに、観光客がしゃがんで伏せていた。彼らも、観光客と同じ行動をした。早く止まってくれ、とカービィは思っていた。
そして、数秒後・・・。やっと、崩れていくような音が治まった。観光客は、すぐに立って、ホッと安心をした。
観光客達は、鍾乳洞を見ながら歩こうとしたら、その先には、黒い紳士服を着ていたサングラスの男がいた。
観光客達は黒い紳士服に、通行を空けてよ、と怒鳴っていた。すると、サングラスの男が手を叩こうとした。
「はいはーい、皆さん静かにしてくださーい。」
その男は、手を叩きながら観光客にそう言った。
「なんで、静かにしなきゃいけないんだよ。」
観光客の中の男が、サングラスの男に怒鳴っていた。
「いいから、静かにね。私の名前は、闇の破壊神ナイトメアでーす。よろしく〜。」
ナイトメアは、騒いでいる観光客達を静かにさせて、そう言った。その男は、どうやらファンキーになっているようだ。
「皆さん、先ほど通った入り口は、土砂崩れで完全にふさがれましたー。
そこで、皆さんが奇跡的に助かったのは他でもなーい。」
彼は観光客にそう言った。カービィは、ナイトメアが何を伝えているのか、疑問に思っていた。
ナイトメア・・・、一体何を伝えるんだ。もしかして、重大なことなのか。一体何をしたいんだ、とカービィは思っていた。
「皆さんには生き残る為に、そして、鍾乳洞脱出の為に一週間サバイバル『サドンデス・ゼロ』をしまーす。」
彼は、観光客に重大なことを発表した。すると、観光客達の心には、青白い稲妻が走り出した。
観光客達が呆然としている中、青と赤の半分色の帽子をかぶっている少年のマルクが、ナイトメアに質問をしようとした。
「ナイトメアさん、質問いいですか。」
「そこのマルク君。質問なんでもいいですよーっ。」
ナイトメアが、マルクの言ったことを気軽に受け入れていた。
「ナイトメアさん、映画のバトル・ロワイヤルと同じじゃない?」
「違います、バトル・ロワイヤルではありませーん。これは、脱出するためのサバイバルなのでーす。」
「じゃあ、バトル・ロワイヤルと違うのか。よかったーっ。」
マルクは、ナイトメアの答えで、大喜びをしていた。ところが、ナイトメアはもう1つの答えを出そうとしていた。
「マルク君、脱出するだけではなく、モンスターとの戦いもあるのです。」
彼が、もう1つの答えを言ったら、マルクの体が、背筋を凍らせるような寒気を感じた。
「う、うそ・・・。モンスターとの戦いもあるのか・・・。」
マルクは、失望したようにそう言った。次は、頭にリボンをつけた少女のバウンシーが、ナイトメアに質問をしようとした。
「あたしから、質問です。」
「バウンシーちゃん、何でも質問してねー。」
「あたし、一度この鍾乳洞に行ったの。
こんな小さい鍾乳洞でサバイバルをしても、一週間経たずに終わってしまうんじゃない。」
バウンシーが言った質問が、観光客達を笑わせる引き金となった。
観光客達は、サバイバルの事を、バカにするかのように笑った
「いくら、ここでサバイバルをしても、意味がないじゃん。」
カービィも、サバイバルの事をバカにしていた。デデデ大王もワドルドゥも、その事をバカにして笑っていた。
鍾乳洞の周りには、観光客の笑いがこだましてきた。すると、ナイトメアが観光客に怒鳴ろうとした。
「観光客の皆さん、静かにしろ!」
彼は、大きな声で怒鳴り、観光客を黙らせた。すると、観光客達はナイトメアの目を見て口を閉じた。
泣く子も黙る鬼のナイトメアは、バウンシーに質問の答えを言おうとした。
「バウンシーちゃん、鍾乳洞を甘く見てはいけないよ。この鍾乳洞は、53kmぐらいありまーす。
観光通路は、ほとんど2kmぐらいだけど、本当は、通路がまだありまーす。
この観光地が開く前、従業員はサバイバル大会用の通路を作っていたが、
この観光地が開く日に間に合わなかった為、2km先の途中で切れてまーす。
もちろん、あの通路はこのイベントを開催させる為に作ったんだから、
観光に行く人には、被害を出さないようにしていまーす。」
「じゃあ、2km先からサバイバルを始めるのですね。」
「そうでーす。恐怖感と緊張感を楽しめまーす。ここから脱出した方には、高価な賞品がありまーす。」
ナイトメアは、バウンシーに気軽に答えた。すると、バウンシーがいきなり喜んだ。
「やったーっ!よーし、あたしも頑張るぞ。」
バウンシーは、喜びと共にやる気を出した。すると、他の人達もやる気を出しているのではないか。
「俺もやるぞ。」
「ボクも。」
「あたしも。」
多くの観光客が、サバイバルでやる気を出していた。それを見ていたカービィは、そのことで不安がいっぱいだった。
ところが、青い服を着たチリーが手を上げた。
「皆、お待ちください。」
チリーがやる気を出している観光客達を止めようとした。すると、その観光客が反抗をしようとした。
「なんで止めるんだ、お前は!」
その観光客達は、チリーを向けて言った。
「皆は本当に間違っているのです。自分の命を犠牲にする覚悟が必要なのです。
中途半端な覚悟をすれば、自分の生涯にピリオドを打つような行為なのです。
自分の人生を無駄にしたくない人や、両親に会いたい人などもいます。
どうか、その人を解放することはできるのでしょうか。教えてくれ〜っ。」
チリーは両手を合わせて願っていた。ナイトメアは呆然としていた。そして、カービィ達と他の観光客達も呆然としていた。
カービィは、ナイトメアが困りながら考えていると思っていたが、それは違っていた。ナイトメアは、平穏な顔で考えていた。
すると、ナイトメアが気軽に何かを言おうとした。
「心配無用でーす。そういう人のために、チャンスを用意してあります。」
ナイトメアが気軽に言うと、臆病だった人々とチリーがホッとした。
「よかったーっ、ナイトメアさん、ありがとう。」
チリーが幸せそうな顔で、ホッとした。臆病だった人達もホッとした。
カービィの脳裏には、戦いとは何なのかと疑問が浮かぶばかりであった。
戦いとは何だろうか・・・。これは、自分の命を守るサバイバルなのか。ボクは、「戦い」という言葉で頭がいっぱいだ。
人を殺す覚悟なのか、自分の命を犠牲にする覚悟なのか、それはまだ分からない。
そして、観光客の中には、ボクの友達がいるのに、なぜ招待されたんだ。これは、観光客を地獄へ落とす罠だろうか。
招待されたボクの友達は、リックとクーとピッチとカインとチュチュとナゴとチャオだった。
茶色の髪をしていたリックは、ボクの相棒だ。最近は、プププランド商店街で、手伝いをしているようだ。
紫色の髪をしていたクーは、ボクの友人。彼は前の日、プププランド商店街で、さまよっているに違いない。
緑色の髪をして、身長が低いピッチは、ボクの友人だ。ピッチは、父親を亡くして、ピッチママと生活している。
青色の髪をして、耳に背びれのようなのがついているカインは、ボクの友人。
彼は、友人のマインと一緒に、海の近くの村で生活している。
桃色の髪をして、ひざの高さぐらいのスカートをしているチュチュは、ボクのガールフレンド。つまり、頼もしい友人だ。
茶色の髪をしていたナゴは、ボクの友人。彼は、いつものんびりしているが、時々仕事をする人だ。
茶色の髪をしているチャオは、ボクの友人。彼女は、いつもボクを見守ってくれる頼もしい人だ。
ボクが持っている友達を、このサバイバルで死なせるわけにはいかない。ボクが、この7人を守るんだ。
どんな敵でも、モンスターでも、何でもこの7人を守ってみせる。ボクは約束を破らない。
けど、前の日は、その悲しい出来事で絶交だった。
けど、今も前とは変わらない友達だ。友達を見殺しにするわけにはいかない。
デデデ大王も、ワドルディも、ワドルドゥも、みんな友達だ。
ボク達は、弱い心に勝って、このサバイバルゲームに勝つしかない。
カービィが、友達のことを思っていたら、もう既に他の観光客が、従業員に旅行用のバッグを支給された。
彼はすぐに目を覚まして、従業員が配布するバッグを手にした。彼は、そのバッグの中身を調べる為に、開けてみたら。
バッグの中身は、目覚し時計ぐらいのサイズの懐中電灯、三日分の食料と水、鍾乳洞の地図、そして、リボルバーがあった。
彼は、中身をチェックして、チャックを閉めた。すると、デデデ大王が、彼の方をトンと叩いた。
「おい、早く行くぞ。」
「ああ、わかっている。」
700人の観光客は、ナイトメアに着いていき、2km先の出口の近くへと行った。
観光客達は、2つの地下水の川に挟まれている道を進んで、2km先の出口へと行った。
カービィは、2km先の出口に行く間に、説明されたことをおさらいしていた。
彼が、ナイトメアが説明する所を回想した。
彼の脳裏には、ナイトメアが説明する所を思い出してみた。ナイトメアは、マイクを持って、観光客に説明を出していた。
「えー、皆さん。今から私が説明しまーす。」
ナイトメアは、ファンキーな口調で説明していた。
「この鍾乳洞は、様々な隠し通路、隠しアイテムなどもありまーす。脱出の障害となるモンスターも出現しまーす。
今日の時刻は、午後4時55分なので、5時から始めまーす。所要時間は168時間でーす。
皆さん、サバイバル開始の1日間から3日間は余裕ですが、4日間から、観光客達の食料争いなどが起こりまーす。
皆さんも気をつけてねーっ。生命を維持するために、私は隠し食料を追加しましたーっ。
ここから見事に脱出すれば、優勝賞品は、ライムストーンランドから発掘したクリスタルの50カラットを、
100個プレゼントしまーす。ただし、自分が死んでなくても、7日目の午後5時までに脱出できなければ、
優勝権は得られません」
ナイトメアは、サバイバルゲームの説明を詳しく話した。観光客の心には、緊張感と不安感でいっぱいだった。
この説明を、カービィはしっかりと頭に叩き入れた。クリスタルをもらうのではなく、自分の友人を守るために・・・。
観光客とナイトメアは、2km先の出口の近くに着いた。
すると、ナイトメアが、持っている鈴を鳴らして、観光客に知らせをした
「皆さん、ここで絶好のチャンスがありまーす。ここで、究極の選択をしなくてはなりませーん。
もし、臆病者な人、家に帰りたい小心者、妻を持っている人の場合、出口に行ってもいいですよー。
ただし、挑戦権をこの地点で破棄することを意味するのでーす。
あと2分間以内に選択をしなければ、出口はシャッターによって閉ざされ、強制的に挑戦権を得られるのでーす。」
ナイトメアは、観光客にそう言った。すると、一部の観光客がいきなり慌てていた。
どうやら、死にたくないと思って、逃げているに違いない。
子供連れの夫婦、泣き虫の子供、青春を無駄にしたくないと思っている青年も、おびえながら逃げている。
この人達は、クリスタルを手に入れるより、本当の幸せを求めているに違いない・・・、とカービィが思っていた。
ナイトメアは、2分間のカウントダウンを、秒数で数えて、口で言っていた。
カービィは、本当に友人が逃げるのかと、首を動かして、友人を探して状況を確認していた。
だが、友人は決して逃げなかった。
やっぱり、クリスタルの欲に負けて、彼らも挑戦権を手に入れるつもりだな、と思っていた。
ボクの友人のデデデ大王とワドルドゥも、友人と同じなのか。これで、ボクと2人でなんとか脱出できるかも。
けど、7人の友人を忘れてはならない。10人で、この鍾乳洞から脱出しよう、と思っていた。
選択の時間が、刻々と短くなり、観光客達が一斉に慌てていた。どうやら、どうするのか迷っているようだ。
観光客達の状況を見ていたデデデ大王とワドルドゥは、このサバイバルの目的を予想していた。
このサバイバルは、人間の心理状態を調べる為に、このゲームを開催しているのかもしれない、とデデデ大王が思っている。
究極の選択は、あと1分であった。クリスタルを手に入れて、
大金持ちになってやると思っている人は、全然慌てていなかった。
僕の考えによると、この大会は某ホラーマンガであった核シェルターの状況を参考にしているに違いない、
とワドルドゥが思っていた
ナイトメアのカウントダウンは、ついに10秒を切った。出口に行こうとする観光客は、わずかにいた。
「10、9、8、7、6、5、4・・・」
出口の上から降りてくるシャッターが、時間が経つ連れに、どんどん下りてきた。出口に行く人は、まだ残っていた。
「3、2・・・」
そして、ナイトメアは、最後の1秒を言おうとした。
「1、終了!」
彼が終了と言った後、出口のシャッターは、ボールが落下するような早さで閉鎖をした。
出口へ向かう観光客が、シャッターにぶつかった。彼らは、いくら叩いても、壊すこともできなかった。
出口へ行けなかった観光客は、心から悔しがっていた。一部は、涙を流して泣いている人もいた。
これが、あの地獄のサバイバルゲーム「サドンデス・ゼロ」の試合開始の合図であった。
シャッターが閉まったあと、ナイトメアが赤い旗をあげていた。これは、この鍾乳洞を進め、という意味であった。
欲に負けた観光客が、右へと一斉に走りだし、脱出しようとしていた。出口へ行けなかった人も、立ちあがって、右へ行った。
だが、まだ涙を流しているようだ。もちろん、カービィとデデデ大王とワドルドゥも、右へ行った。
「大王様、マジでサバイバルが始まるとは、僕は何だか怖い。」
気の弱いワドルドゥは、弱音を吐いた。
「怖がってる場合じゃないぞ。こうなれば、みんなで力を合わせていけば、生き残れるさ。
カービィ、おまえはどうするんだ。」
デデデ大王は、気の弱いワドルドゥに説得をさせて、どうするのかをカービィにそう言った。
「ボク達は、観光客から10m離れて慎重に行く。死んだ観光客のバッグを盗んで、武器を調達する。」
カービィが、2人にそう言うと、2人は恐ろしい目で、カービィを見つめた。3人とも、右の通路のところで立ち止まった。
「うわっ、これは卑怯だぞ。これをしたら、俺達が生き残っても、168時間以内に着くことができないじゃないか。」
「何を言っている、デデデ大王。これは自分達の命を守る方法なんだ。」
「口ばっかりだぞ、カービィ。つまらないことばっかり言って。どうして、俺達を招待されるんだ。」
「う〜ん、その事が全然分からないんだよ。」
「サバイバルゲームがあるっていうのを知らんくせに、それを知らないカービィが悪いんだ。」
「大王様こそ、鍾乳洞に行きたいとすごく喜んでたくせに。」
「それがどうしたんだ。」
「なんだよ。」
カービィとデデデ大王が争いをしていると、ヘルパーのワドルドゥが、二人の争いを止めた。
「まあまあ、二人とも落ち着いて。出口の近くにいるナイトメアが聞いてるかもしれないぞ。」
ワドルドゥがそう言った。二人は、出口の方へ首を振り向いたら、出口の近くでナイトメアが待っていた。
二人は、ようやく落ち着いた。
「そうだよな、ここで仲間割れするわけにはいかないな。」
カービィは、デデデ大王にそう言った。
「カービィの言う通りだ。よし、武器を用意してくれ。それから、洞穴を見つけたら、そこで就寝することだ。」
デデデ大王は、カービィをワドルドゥにアドバイスをして、計画を立てていた。ゲーム開始から4時間後・・・。
彼らが歩いている所は、右に地下の川が流れて、
左にはろうそくのロウのような石じゅんや、階段のような石灰華段丘があった。
彼らが歩いている道は、滑りを防ぐために砂を敷いていた。彼らは、この洞窟が不思議だなと思っていた。
石灰華段丘の向こう側には、人が住めるような洞穴があった。彼は、その洞穴をすぐに見つけた。
「あったぞ。洞穴だ!」
デデデ大王がそう言うと、カービィもワドルドゥも喜んだ。彼らは、滑りそうな石灰華段丘を慎重に登った。
彼らは、石灰華段丘の向こう側にある洞穴に着き、そこで野宿をしようとした。
「よし、ここで野宿をしよう。外は暗いかもしれないし、ここで休もう。」
デデデ大王は、2人にそう言った。この洞穴の中は、壁に数カ所穴があった。それから、中が少し寒かった。
壁の穴から、怪物が出てくるような感じがしてきたなあ、とカービィが思っていた。
彼らは、バッグの中から食料を出したが、2個のカンパンが、バッグの一つ一つにあった。
「おい、なんでカンパンしかないんだ。」
「何を言っているんだ、カービィ。食料はこれしかないんだぞ。
お前だけのものではないぞ。これは生き残る為のアイテムだ。」
「あっ、そうか。これくらいで我慢しよう。」
カービィは、自分達の命を維持するために、大食いを我慢しようとしていた。
カービィとワドルドゥが、自分の持っているカンパンを食べようとしたら、デデデ大王が手のひらを広げて、
2人を止めようとした。
「ま、待ってくれ。ちゃんと計画を立てて食べなきゃいかんぞ。一食カンパンのビスケット10個分にするんだ。」
「どうしてなんだ。」
「ワドルドゥ君、これは重要なことだ。もし、20個食べたら、3日間で無くなってしまう。」
「あっ、そうか。よし、大王様の言う通りに従おう。」
カービィとワドルドゥは、デデデ大王の指示に従った。彼らは、自分のカンパンに入っているビスケットを10個だけ食べた。
ボク達は、デデデ大王に指示されている電脳ペットのようだ、とカービィとワドルドゥが思っていた。
夜の10時ごろ、彼らは就寝についた。鍾乳洞の辺りは、まだ悲鳴が聞こえてきた。まるで、動物の悲鳴のようであった。
他の観光客が、怪物に襲われたり、食料争いをしたり、仲間を裏切ったりしているに違いない、とカービィが思っていた。
カービィが、洞穴の外を見渡していた。後ろから、ヘビのような怪物が、彼らに襲いかかろうとしていた。
彼が、見渡すのをやめて就寝につこうとしたら、その怪物が、デデデ大王とワドルドゥに噛みつこうとした。
「わっ、怪物だ。」
彼は、ポケットに入れといたリボルバーを、右手に持って構えた。
その怪物が、デデデ大王に噛みつく直前、銃口に火が飛んだ。
その怪物は、リボルバーの銃弾で倒された。すると、デデデ大王とワドルドゥが、銃声で起きた。
デデデ大王が、辺りを見渡していたら、カービィが銃を持っていることで驚いた。
「わっ、カービィ。俺を撃つな!」
デデデ大王は、体を振るわせながらそう言った。ワドルドゥも、彼らと同じ行動をしていた。
「ま、待ってくれ。大王様を撃つわけではない。ただ、怪物を倒したんだ。」
「本当なのか。」
「ええ、後ろに怪物が倒れている。」
デデデ大王は、銃で倒されたヘビのような怪物を確かめた。魚のうろこのような感触だった。
「もう、大丈夫だけど。こんな所に来るとは知らなかった。」
カービィが、そう言った。しかし、開封していないカンパンが無くなっていた。
「カービィ、カンパンが一個無くなったぞ。」
「なんだって。まさか、さっきの怪物が盗んだのでは。」
「そうだとしたら、この穴にあるのかも。デデデ大王、この穴を手で探ってくれ。」
「わ、わかった。」
デデデ大王は、カービィの言う通りに従い、怪物の巣穴に右手を入れた。
まさか、この中で怪物に噛まれないかと彼が思っていた。
しかし、巣穴にはカンパンはなかった。デデデ大王は諦めて、巣穴から右手を出した。
「どうだ、大王様。カンパンは見つかったのか。」
「だめだ、やっぱり怪物が食べたんだ。」
「そ、そんな。重要な食べ物だったのに。」
カービィとデデデ大王が、怪物を恨んで悔しがっていたら、洞穴の外から、ナイトメアがモグラのように出てきた。
「失礼しまーす。」
ナイトメアが現れた瞬間、カービィ達がいきなり驚いたのではないか。カービィ達は、視線をナイトメアの方へ向いた。
「この鍾乳洞は、安心して野宿できる洞穴が数ヵ所ありまーす。その中には、怪物の出る洞穴もありまーす。」
ナイトメアは、そう言って、カービィ達が野宿している洞穴を離れた。
「野宿可能の洞穴は、他にもあったのか。」
カービィがそう言った。
「そうだな、ここには弱い怪物が出たけど、怪物の出る洞穴が他にもあるのか。」
デデデ大王が、そう言った。
「とりあえず、助かったようですね。おまけに、食料にもなれる怪物を手に入れたし。」
「そうだね、ワドルドゥ君の言う通りだ。俺達の命と引き換えに、カンパン1個だなんて、ハハハハ・・・。」
カービィは、ワドルドゥを褒めていた。カービィは、怪物のことで笑い出した。そして、その2人も笑い出した。
そして、2日目・・・。彼らは野宿を終え、早く脱出しようとした。
彼らが歩いている所は、怪物に殺された観光客の死体や、赤の絵の具に似ているような血が、多く飛び散っていた。
どうやら、怪物が多く出現しているに違いないと、彼らは分かった。
彼らは、2日目の夕方、カンパンがなくなっていたことに気づき、代わりにヘビのような怪物の頭部を、焼いて食べた。
彼らは、野宿できる洞穴を見つけ、ここで就寝をした。
そして、3日目の昼・・・。彼らは、ドラゴンのような怪物に遭い、リボルバーの銃弾で、息の根を止めた。
彼らは、地下の川が流れている洞穴を見つけ、ここで野宿をした。
そして、地獄の4日目・・・。彼らは、食糧不足で顔が少しやせていた。カンパンも食料用の怪物も尽きてしまった。
彼らは、ペットボトルに入っている水を、少しずつ飲んだ。どうやら、喉もかれているようだ。
「大王様・・・、喉がカラカラです・・・。」
ワドルドゥは、喉の乾きに耐えられなかった。
「ワドルドゥ・・・、もう少しの我慢だ・・・。」
力の強いデデデ大王も、空腹と喉の乾きに耐えられなかった。彼らは、もう1度鍾乳洞を見渡した。
この鍾乳洞は、地上より低い所だった。そこには、太陽の光りが届かない。
代わりに、数カ所の電球が付けられ、鍾乳洞の中を明るくした。
右側には、広い地下の川があり、そして左側には、通路と炭酸カルシウムで出来た岩場があった。
彼らが、左の通路に行ったら、そこには、7人のカービィの友人が倒れていた。
デデデ大王が、倒れている友人達のバッグを調べてみたが、何一つ入ってなかった。
友人達の頭には、鍾乳洞の岩で叩かれた跡があった。どうやら、目覚し時計サイズの石で叩かれた跡だろう。
このくらいでは、単に気絶するくらいだろう。カービィが、倒れている友人達を起こそうとした。
「おい、起きろ。」
カービィがいくら友人の体を揺らしても、全然起きなかった。
そこで、友人の首を、親指と人差し指でつまむようにして、脈を調べた。
脈は、心臓の動く速さぐらいに動いていた。彼らは、まだ意識があるんだ、と思っていた。
すると、桃色に染めた髪のチュチュが、むくっと起きた。
「ん・・・。ここは、どこ・・・。」
チュチュが、辺りを見渡しながら、ゆっくりと起きた。
「やっと目覚めたのか、チュチュ。」
カービィが、チュチュにそう言った。
「カービィ!どうしてここに来たの。」
「チュチュ、説明はどうでもいいんだ。」
チュチュが、カービィを見て驚くと、他の仲間達が目を覚ましたのではないか。
「あれっ、ここはどこだ。」
他の仲間達が、辺りを見渡して、状況を確認していた。すると、彼らはカービィを見て驚いた。
「か、カービィ!なんでこんなところに来たんだ。」
他の仲間達がそう言うと、カービィは彼らの方を向いた。
「皆、無事だったのか。」
カービィは、彼らが無事だったと分かり、ほっと一安心をした。しかし、チュチュの頭から血が出ているのではないか。
カービィは、自分のハンカチを出して、チュチュの頭から出血している血を止血しようとしていた。
「あっ、チュチュ。頭から血が出てるぞ。ボクが止血するよ。」
カービィがそう言うと、チュチュは頭から血が出ていることに気づいた。チュチュは、自分のハンカチを出した。
「あっ、自分でするよ。」
チュチュは、カービィに遠慮をして自分のハンカチで血を止血した。
カービィは、他の仲間達のケガを止血しようと駆けつけた。
彼らは、他の仲間達がここで気絶する前の頃を、カービィ達に話そうとしていた。地下川の近くで話しをしていた。
「どうしたんだ、なぜここで気絶していたんだ。」
カービィは、彼らにそう言った。すると、リックがその事を話そうとした。
「実は、俺達はあの3姉妹を連れて、鍾乳洞を脱出しようとしていたんだ。だが、あの3姉妹が僕達を裏切ったんだ。」
リックがそう言った。カービィは「あの3姉妹」という言葉に疑問を抱いた。
「あの3姉妹って、どういう奴なんだ。」
「カービィ、教えてやろう。あいつらは非常に危険な人物だ。」
リックは、あの3姉妹のことを言おうとしていた。
リック達は、2日目の夜、その3姉妹とともに洞穴で野宿をしていた。その3姉妹は、3人ともスカーフィだった。
長女は、3姉妹の中で美声と美貌のスタイルを持つ女。次女は、ロングヘアーをしている19歳ぐらいの女。
そして、三女はショートヘアーの15歳の女。その美しさを持つ美人のスカーフィ3姉妹である。
リック達は、食料のカンパンのビスケットを5つ出して、その仲間達に分けていた。
すると、3姉妹の長女が何かを言おうとした。
「人間とは、前から野生の動物です。」
スカーフィ3姉妹の長女がそう言った。リック達は、彼女の言っている事が訳の分からない言葉だなと思っていた。
「一体、どういうことを言っているんだ。」
クーが、彼女にそう言った。
「ああ、これね。あたしは詩を作るのが得意なのよ。」
長女がそう言った。すると、カインが彼女に要望を言おうとした。
「その詩の続きを聞きたいけど、もう一度だけ、お願いしまーす。」
カインが、長女に頼みをした。彼女は、もう一度その詩の最初から言い始めた。
「人間とは、前から野生の動物です。
すべての人間は最初から人間だと思っているが、動物から進化した生物に気づいていない。」
リック達が、スカーフィ3姉妹の長女の詩を聞いていると、自分達の先祖は皆動物だと考えていた。
長女の詩を言ってから5分後、長女が戦慄を走らせるような言葉を出そうとした。
「動物は、すべて弱肉強食の現実に直面しているが、人間界でも、同じことです。つまり、あなた達は弱肉です。」
長女がそう言うと、リック達が背筋を凍らせるような感覚をした。
リック達は、張り詰めた戦慄の空間に立たされたようだった。
「俺達が弱肉っていうのは、一体どういうことなんだ。」
リックが、長女に怒鳴った。
「あなた達は、あたしの甘い優しさの罠にはまったのです。それに気づかないのが、弱肉の証拠なのです。」
長女がそう言った瞬間、次女がチュチュの後ろから現れた。次女が目覚まし時計ぐらいの岩石で、チュチュの頭部に当てた。
チュチュは、次女に殴られた瞬間、頭の記憶の一部を失った。そして、彼女は口から血を吐き、前方へ倒れた。
リック達は、チュチュの殴られるところを見て、また背筋を凍らせるような感覚を起こした。
リック達は、その3姉妹が裏切ったことに気づき、リボルバーを構えて攻撃しようとした。
だが、長女の持っているナイフで、リック達が持っているリボルバーを、簡単に切った。
リック達は、リボルバーを使うことができなかった。すると、三女がリック達の後ろから出てきた。
三女が持っている鉄鋼の棒を持って、後ろから横振りして、リック達の頭部に当てた。
リック達は、口から血を吐き、一斉に前方へ倒れた。その3姉妹が、リック達の食料を奪った。
次女と三女が、倒れているリック達を運ぼうと、リックの体を次女が肩に抱え込んだ。
そして、その2人がリックとクーとカインとナゴとピッチとチャオの体を運んだ。そして、洞窟の通路の方へ投げ落とした。
その2人は、長女が待っている洞穴に戻り、ここで睡眠をした。そして、次の日の朝早くに、ここから出て行った。
彼女らは、気絶していたままのリック達を放置して、先へ進んだ。
リックは、カービィに前のことを話した。
「俺達が気絶している間、誰かが通ったことは知らないんだ。」
リックは、カービィにそう言った。カービィは、その3姉妹がそこまで残酷なんだろうかと、憎んでいた。
「そうか、それで君達は気絶していたのか。よし、わかった。僕と組んで、ここから脱出しよう。」
カービィがそう言うと、リック達はホッと一安心をしようとしたが、リックが悲しい過去を思い出そうとした。
「ダメだ。カービィは、グーイとニュプンのことなんかどうでもいいと考えてたくせに・・・。
あの2人は、カービィの自己中心的な行動で死んだんだ。グーイの家が火事になったときに死んだんだ。」
リックがそう言うと同時に、悲しい過去を思い出していた。
リックが思い出しているのは、プププランドのグーイの家で火事が起きた光景だった。
リックは、グーイの家が火事になったところを見ていた。彼は、野次馬の住民達の中にいた。
彼が、2階のベランダを見ていたら、黒い髪のグーイとニュプンが手を振って助けを呼んでいた。
リックが、その2人を助けようと、自ら火事になっているグーイの家へと近づいた。
すると、桃色の髪をしていた人間が出てきた。
彼がその人間を見ていると、あれはカービィなのか、と思っていた。彼がその人間を見ていた。
その人間が2人に体当たりしているようだった。リックが見たものは、心に残るくらいの残酷な光景だった。
なんと、その人間が2人を押して、2階から落とした。2階から落ちたあと、奇跡的に助かるわけがない。
その2人は、頭部を大きな岩石に当たり、頭から血を出した。それと同時に、眼球も潰されてしまい、目から血を出した。
リックが、その2人の状況を確認しようと、岩石の所へ行った。その時、桃色の髪をした人間が、2階から飛び降りた。
その人間の体は、草の生えた土地に落ちたが、奇跡的に助かった。リックが、人が落ちる音を聞き取って、後ろを振り向いた。
すると、その人間がリックの顔を見ないで、林の方へ逃げ出した。リックは、その人間を見て呆然としていた。
次の日、リックと他の仲間達は、グーイとニュプンの冷たい体を火事の焼け跡の近くに埋めた。
友達の死を悲しんでいるのは、リックだけではなく他の仲間達も悲しんでいた。
そして、チュチュが死体を埋めた所に花束を置いた
リックは、その事をカービィに伝えた。
「俺の言った事は本当だ。友達を殺したカービィには仲間にならないからな。」
リックは、カービィに怒鳴った。すると、カービィは落ち着いた状態でリックに言おうとした。
「何を言っているんだ。僕はグーイの家に行っていない。僕はその日、発熱で寝込んだんだ。」
カービィがそう言うと、リック達はカービィの言葉に疑問を抱いた。
リックが、カービィに本当かどうか確かめようとした。
「本当に言っているのか・・・。」
「カービィは、嘘をつかない。」
「嘘つけ!お前が殺したくせに。」
「嘘じゃない!」
カービィがリックに怒鳴ると、リックは静まり返った。
「僕は、本当に友達を殺していない・・・。」
カービィが言った事で、カービィ達の張り詰めた見えない疑問が治まった。
静まり返った間に、チュチュが何かを言おうとした。
「皆、カービィのことを信じて・・・。彼は嘘をついていないの。
友達が本当のことを言っているのに、それを疑うのもいけないんだよ。
皆で力を合わせてここから脱出するのが、本当の友達だよ。あの2人が死んだ真実を探せばいいんだよ。」
チュチュは、涙を出しながらそう言った。他の友達はその事を真剣に考えた。すると、カインが何かを言おうとした。
「そ、そうだな。チュチュの言うとおりだ。皆で力を合わせればいいんだ。」
カインがそう言うと、他の友達も彼女の言うことに賛成をしようと、立ち上がった。
カービィを疑っていたリックも、チュチュの言うことに賛成した。
「わ、わかったよ。但し、カービィが2人を殺したならば、俺がリボルバーで殺す。」
リックは、カービィを殺す覚悟をするようにそう言った。
「わかった、僕は死んでも嘘はつかない。」
カービィは、リックにそう言った。彼らは、先へ進もうと荷物を整理していたら、彼らの後ろからゾンビが現れた。
そのゾンビは、頭から血を出して歯をむき出しにしていた。手には、異常に長い爪を伸ばしていた。
「皆、後ろから怪物が。」
カービィがそう言うと、他の友達が後ろを振り向いた。すると、ゾンビが数十人迫ってきた。
「うわっ、ゾンビだ。」
カービィ達は、ゾンビに襲われそうになった。その時、ゾンビの左側から、ミサイルが飛んできた。
そのミサイルは、ゾンビの背中に当たった。それと同時に爆発をした。
ゾンビ達は、爆風によって呪いの声を出した同時に、肉体と骨はバラバラになった。
カービィ達の服に血が付いた。彼らは、周りの状況を調べていたら、カービィより背の高い男性が歩いているのではないか。
その男は、右手にミサイルランチャーを持っていた。骸骨となったモンスターの絵が付いたランニングシャツを着ていた。
顔には、サングラスをかけていた。そして、3Dジーンズをはいていた。
その男は、カービィの方へ近づいた。カービィはリボルバーを構えて、その男と戦おうとしていた。
そして、その男がカービィの前へ近づいた。
「だ、誰だ。」
カービィがリボルバーの銃口を、その男に向けた。すると、その男が止めようとしていた。
「待ってくれ、俺は君達を殺そうとしているのではない。」
「嘘をつけ、そう言って殺すつもりじゃないか。」
カービィがリボルバーの引き金を引いた。
それと同時にその男がダブルバーベルショットガンの銃口を、カービィの額に向けた。
「待ってくれ、俺は君達を助けた。俺を殺せば、ただの恩知らずだ。」
彼の言った言葉で、カービィの心が揺れた。そして、カービィはその男の真剣さと腕前で、心から戦慄した。
そして、リボルバーを手から離れた。カービィは、後ろを一歩下がり、その男に話しかけようとしていた。
「君は一体。」
カービィがそう言うと、その男がサングラスを外し、話しかけようとした。
「俺の名前は、ブルーネオン。」
その男の名は、ブルーネオン。武器を扱えるシューターの男である。
彼が出身したところは、ディメンダーランドである。
ディメンダーランドとは、プププランドを超えた高度な文明の都市である。
そこには、平和に暮らしている住民達が住んでいた。
その住民達の名前は、色と電気の名前を組み合わせたような名前を持っている。
その住民は、戦争のない国にしようと頑張っていただが、その事は長続きしなかった
それは、ダークオメガ総理がオメガ軍を派遣して、関係ない住民達を皆殺しにしていた。
子供からお年寄りまで、銃乱射で殺した。
避難した人々は、船で脱出したが、魚雷によって船は破壊されてしまった。
そして、救命ボートで脱出したのはブルーネオンだけであった。ブルーネオン以外の人は、とうとう命を奪われた。
そして、ダークオメガ総理の最終兵器「メカノイダーミサイル」で、ディメンダーランドは滅んだ。
ブルーネオンは、ここを脱出した後、プププランドに漂流した。
ブルーネオンは、カービィ達に何かを言おうとした。
「君達は一体誰だ。」
彼が、カービィ達にそう言った。すると、カービィ達が自己紹介をしようとした。
「ボクはカービィ。プププランドに住んでいるよ。」
カービィは、ブルーネオンにそう言った。そして、次々と仲間達が自己紹介をした。
ブルーネオンは、カービィ達にそう言おうとした。
「そうか、皆はプププランドに住んでいるのか。俺もプププランドに住んでいるんだよ。」
彼がそう言うと、カービィ達はいきなり驚いた。
「えーっ、マジかよ。今はどこに住んでいるの。」
カービィ達が彼に質問すると、彼が返答をしようとした。
「俺は、プププ山のどこかに住んでいるんだ。環境がよいから。」
「へーっ、そうなんだ。」
「ところで、カービィ達は何故こんなところに。」
彼がカービィに質問をした。すると、カービィが真剣な顔で彼に何かを言おうとした。
「実は、ボク達は謎の少女によって招待されたんだ。ところで、ネオン君は何故ここに来たの。」
カービィがブルーネオンに質問をした。ブルーネオンはそこに来る前のことを思い出した。
そして、彼はその事を思い出した。
「俺は漂流中、ボトルメールで招待されたんだ。」
「えっ、どうして。」
カービィが、ブルーネオンに届いた招待券の事を聞きたいとうずうずしていた。
そして、ブルーネオンが前の事を話そうとした。
ブルーネオンは回想をした。
それは、3ヶ月前の頃であった。ブルーネオンは、ダークオメガ総理の攻撃から脱出できた。
救命ボートで漂流しながら、何も食わずどこかの島に着くのを待っていた。
脱出成功から一週間後・・・。彼の腕と足は、少しひからびたようだった。顔も少しやせ細っていた。
彼は、空腹と幻覚に耐えながら、海の周りを見渡した。それをしている時、紙が入っているボトルが流れていた。
「何だこれは。」
彼は、そのボトルを取って、小さいコルクを取った。そして、丸めた紙を取ろうとボトルを振るようにしていた。
そして、丸めた紙が出てきた。彼は、丸めた紙を広げて読もうとした。それは、ライムストーンランドの招待券だった。
招待券の上側には、自分の名前が書かれていた。
「『ブルーネオン様へ、11月5日予定のライムストーンランド1週間招待券。』か・・・。」
彼は、その紙をポケットの中にしまいこんで、辺りを見渡した。すると、きれいな緑の陸を見つけた。
それは、カービィ達の住んでいるプププランドであった。
彼は、プププランドの浜辺に着いた。救命ボートは空気が抜けてしまい、水の上に浮くこともできなかった。
彼はかなりやせ細っていた。
その時、キャピィという子供達が、浜辺で遊ぼうとしていた。その子供達の中の一人が、倒れている彼を見た。
「何だこれは。」
その子供は、木の棒を持って彼のやせ細った腕をつんつんと突いた。すると、彼が突きで目を覚ました。
「これは人間だ。漂流した人間だ。」
キャピィ達は、その男を助けようと村人を急いで呼んだ。そして数分後、村人達は彼の体を運んで、医者の所まで運んだ。
プププランドに着いたブルーネオンは、すぐに目を覚ました。そこは、プププランドの保健所。彼はベッドで寝ていた。
彼が起きると、村人が彼を看病していた。彼は何も知らないまま、村人達を見渡していた。
「あれっ、ここはどこだ。」
彼が起きた後、村人達がいきなり喜んだのではないか。ブルーネオンが生き返ったことで喜んでいるのかと思っていた。
「大丈夫ですか。漂流してまで生き延びれるなんてすばらしい。」
一人のキャピィがそう言った。ブルーネオンは今まで村人に囲まれて喜ばれていることを初めて知った。
こんなに喜ばれるとは信じられないな、と彼が思った。
彼は、キャピィにお茶を出してくれと頼み、出したお茶を飲んだ。すると、一人のキャピィが何かを言おうとしていた。
「どうか、ここに住んでください。この町は平和な町ですから。」
一人のキャピィがそう言うと、彼は考えていた。平和な町に住むのか住まないのか考えた。そして・・・。
「わかりました。ここに住みます。但し、条件があります。」
彼がそう言うと、キャピィ達は少しきょとんとした。条件とは何なのだろうか。
まさか、この村を乗っ取るつもりでは、と村人が思っていた。
「向こう側の山に、俺の家を建てることです。」
彼がそう言うと、村人は唖然としていた。何故山に住むんだ、と思っていた。
そして、村人は仕方なく彼の条件通りに仕事をした。
村人達は、彼の家を建てるために一生懸命働いた。彼も家を建てるのを協力した。
そして一ヵ月後、ようやく山で建てた彼の家を完成させた。
さらに、彼の家の隣には、蒸気鉄道とレールを付けて、プププランドに行けるようにした。
彼は何故、自分の家を山に建てたのか・・・。
今まで自分が楽な生活をしていた報いなのか、自然を忘れてしまった報いなのか、それは分からない。
それでも、彼は平然とした顔で生活をした。そして2ヵ月後、蒸気船に乗り、ライムストーンランドへと行った。
ブルーネオンの話を聞いたカービィは、まばたきを続けていた。そして、カービィは彼に尋ねようとしていた。
「ネオン君、これからどうしますか。」
カービィがそう言った。この質問は、彼にとって難しい質問であったが、彼が簡単に答えようとしていた。
「そうだな。まず、こっちは左端の壁に近接している道が続いている。
前へ進むたびにクリーチャーが強くなる。そして、隠しアイテムがどこかにある。
壁などを調べれば、ちゃんと見つかるんだよ。向こう側は両端の壁に近接していない真ん中の道が続くぞ。
野宿をする時には困難だけどな。そして、右端の壁に近接している道が続くぞ。
最後は、地下川がない所と巨大な石柱と大きな岩と滝などもある。」
彼は、この洞窟の事を研究者が教えているような口調だった。
カービィ達は呆然としていた。彼の記憶力にあきれたらしい。
「すごいな、よくそこまで知っているな。」
「まあ、一応覚えただけどね。」
「ネオン君、ボク達の仲間にならないか。」
「おおっ、そりゃいいな。よし、カービィ達の仲間になるか。」
ブルーネオンは軽やかな口調でそう言った。すると、カービィは大喜びをした。
「やったーっ、これで仲間一人増えたぞ。」
カービィは、仲間が増えたと大喜びだった。それと同時に、後ろからポニーテールの髪形をしていた女の子がいた。
「あら、みなさんごきげんよう。」
その女の子が声をかけてきた。すると、カービィ達はナイトメアに会った時と同じくらいに驚いた。
カービィ達は動揺していた。
「びっくりしたよ。君は一体誰。」
カービィが女の子にそう言うと、その女の子が何かを言おうとしていた。
「私は、この洞窟に迷った哀れな子です。」
彼女は、子供ぶったような口調をしていた。カービィ達は安心した。そして、カービィは彼女に話そうとしていた。
「このサバイバルゲームのせいですな。君はこのゲームをどう思いますか。」
カービィは。その女の子に尋ねた。
「本当に怖いですね。やはり生命本能競争ですね。そこで、私の詩を聞いてください。」
彼女がそう言うと、カービィは詩に興味を持った。
「あなた達は・・・ごく普通な人間ですが、運命のカードが・・・必ずあるのです。」
彼女は、詩を歌っているように言った。
だが、彼女の声は段々と暗くなってきた。カービィはその言葉を気軽に聞いていた。
ところが、カービィとデデデ大王とワドルドゥとブルーネオン以外の仲間達の様子が変になっていた。
彼らの顔色が少し青白くなり、全身に戦慄を起こすような感覚をした。そして、冷や汗が顔から出てきた。
「それはいいですね。」
カービィは興味新進に、彼女の詩を聞こうとしていた。
「そして、運命のカードがめくられる時、死ぬ運命があるのです・・・。」
彼女がそう言うと、後ろから黒いビニール袋を出した。これには何が入っているんだ、とカービィが思っていた。
その中には、カービィ達を戦慄させる引き金となった
彼女がビニール袋から出したものは、ズタズタに切り裂かれた少女の死体だった。
カービィがそれを見ると、その少女はバウンシーだったと分かった。
さらに、ビニール袋から刃物で切り離された手を4つ出した。
そして、スカーフィー3姉妹の妹達の頭を出した。2人の妹は何かの刃物で、切られていただろう。
「いやああああああ!」
その死体を見たチュチュが悲鳴をあげた。そして、その女が髪型をポニーテールからロングヘアーに変わった。
その女の正体は、スカーフィー3姉妹の長女だった。
彼女は人を殺した達成感をしたような荒い息をしていた。彼女の口の中には、血がついていた。
まさか、妹達を食ったのでは、とカービィが思っていた。
「私はスカーフィー3姉妹の長女です。あなた達の運命のカードは。」
彼女がそう言うと、カービィの心の中で戦慄を起こした。
「ま、まさか・・・。死神なのか?」
「そうです、正解でーす。2人の妹とバウンシーのようになるのです。この武器でな。」
彼女がそう言うと、武器と4つの手を袋から出した。
カービィがその4つの手を見ていたが、どの手が誰なのか分からなかった。
そして、彼女の武器は殺した妹を焼いて食った後、廃棄物となった骨を使っていた。
その骨を鋭く研がせて、剣のようにした。
まさにこれが武器である。
「お前はそれでも姉なのか。自分の妹を殺しやがって。」
ブルーネオンが、怒りを表現するような口調に変わった。
「いいのです。その2人は単なるゴミなのです。煮ても食ってもかまいません。」
彼女がそう言った。その後、ブルーネオンがトミーガンを出した。
その武器は、中心に小さい映画のフィルムをつけたようなガトリングである。
「人の話を聞く耳がないな。」
彼は冷静な口調を言って、トミーガンの準備をしていた。その時、カービィが彼を止めた。
「ま、まさか。こういう狂った奴を倒すのでは!?」
「当たり前だ。姉妹愛を知らない狂人だ。カービィ達はここで見るがよい。」
彼がそう言うと、カービィは彼から離れた。そして、他の人達の所へ戻った。
そして、ブルーネオンは狂った少女に立ち向かおうとした。
「あたしに逆らう気か!ぶっ殺してやるーっ」
彼女は、ブルーネオンに立ち向かおうと骨の剣を両手に持ってかかってきた。
その時、ブルーネオンがトミーガンの引き金を引いた。
彼は、狂った彼女の近くで攻撃をした。彼女は彼の攻撃によって、うまく攻撃できなかった。
そして、彼は彼女の右腕を引き裂くように銃弾を撃ち込んだ。そして、彼女の右腕は骨の剣を持ったまま引き裂かれた。
彼女は悲鳴をあげて、膝を通路の下に着いた。彼女は激しい痛みによって、動かなくなった。
彼はトミーガンを、自分の背にある大きなポケットにしまいこんだ。
彼は、彼女の動きを見極めるため、真剣に彼女をじっと見つめた。
「この痛みは、かわいい妹を殺した罰だ。俺のサバイバルナイフで心臓を貫いてやるぜ。」
彼が好調な口調でそう言った。その時、彼女が腹を立てて左手に持っている骨の剣を、彼の所に向けて投げた。
これは、彼女にとっての最終手段だろう。彼女は、その剣が彼の心臓に貫くと思っていた。
だが、そうはうまくいかなかった。彼がいきなり宙返り転をしてきた。
彼の宙返りによって、骨の剣は外されて、カービィ達の所に当たらずに岩のところに当たった。
そして彼が宙返り転を終えて、サバイバルナイフを出した。彼女が、彼の行動に気づき、逃げようとした。
だが、激しい痛みによって立つこともできなかった。彼は、通路の下に着地する直前、そのナイフを彼女に向けて投げた
そのナイフは、横になったまま見事に彼女の心臓に貫通した。彼女の口から血を吐き、刺された所からも血を出した。
そして、彼はようやく通路の下に着地した。彼が、後ろにいる彼女を見ようとしたら、彼女が何かを言おうとしていた。
「許してくれ・・・妹よ。運命の矢が・・・飛んできて、私の心臓を・・・つ・ら・ぬ・い・た・・・。」
彼女が最後の言葉を言うと、通路の下へと倒れた。そして、歪んだ空気が中和されたように見えた。
カービィ達は、ブルーネオンの行動を見て呆然としていた。
そして、カービィがブルーネオンに何かを尋ねようとしていた。
「あの女は・・・。し、死んだのですか。」
カービィが震えている声で言った。
「見れば分かるさ。姉妹愛を知らない奴は最後に死ぬんだぜ。」
ブルーネオンの口調が、真剣からファンキー調に変わった。カービィ達は、ブルーネオンのかっこよさに感心した。
そして、一斉に拍手をした。
ブルーネオンが、スカーフィー3姉妹の姉の心臓を貫いたサバイバルナイフを出して、ポケットの中へしまいこんだ。
彼が、カービィ達の方へ向くと、いきなりカービィ達の方へ走り出した。
「チュチュさ〜ん、大丈夫ですかーっ。」
ブルーネオンの性格が、女好きに変わった。
ブルーネオンの性格はふざけているのかまじめにやっているのか、設定は分からない。
彼は、チュチュの方へ近づこうとしたら、チュチュが彼をよけるようにカービィの方へ行った。
そして、彼は見事に転んでしまった
チュチュが、カービィの方へ近づいた。すると、チュチュが子供ぶったような性格に変わった。
「カービィさん。チュチュちゃんは本当に怖かったよ〜。」
「チュチュ、大丈夫だよ。ボクが守ってあげるよ。」
カービィとチュチュは、子供ぶったようにそう言った。他の人達は、その2人を変わったカップリングだと思っていた。
ところが、その直後、彼らに戦慄が走る。
「失礼しま〜す。」
それは、ナイトメアの登場である。ナイトメアは、右側の地下川から現れた。カービィ達はいきなり驚いた。
ナイトメアは、地下川から上がり、カービィ達の方に来た。
「スカーフィー3姉妹の長女、ブルーネオン様にやられましたか。これは、彼女の妹を殺した罰ですね。
では、私の魔法で死体を消します。」
ナイトメアがそう言った。ナイトメアが手でカービィ達を死体から離れた所に誘致させた。
そして、彼はキルティー・デスヒューマンと唱えた。
すると、血の付いたスカーフィー3姉妹の長女の体を、白く光る粉に変わった
そして、その粉は何かに渦を巻かれるように上へと昇天した。カービィ達は、ナイトメアの行動を見た。
もし、自分達が死んだら、こうなるのかと思った。カービィ達の心臓に少し速い鼓動を起こした。
カービィは、他の人達に何かを言おうとしていた。
「みんな、注意深くしないと死んでしまうぞ。ここを早く逃げよう。」
カービィがそう言った。
「そうだ、カービィの言うとおりだ。」
リックが真剣にそう言った。すると、ナイトメアが話に乱入した。
「そういうわけにはいかないんですよ。」
ナイトメアがそう言うと、カービィは疑問を持った。
「それは、どういうことだ。」
カービィがそう言うと、ナイトメアからの答えは出なかった。その時、クーが何かを言おうとした。
「カービィ、いくら早く逃げても、空腹になったり、クリーチャーに襲われるだけだ。辛抱強く脱出すればいいんだ。」
「そ、そうだな。クーの言うとおりだ。」
カービィが冷静に戻ったところで、ナイトメアが明るい性格に変わった。
「カービィさん、ここで特別ボーナス大出血でーす。カービィさんがいる所の壁には、空洞があるのです。」
ナイトメアがそう言った。カービィは、特別ボーナス大出血って事は、特別なアイテムなのかと思っていた。
だが、どの壁にどこか空洞だというのは分からなかった。カービィ達は、それに悩んだ。
一体どこが空洞になっているのか考えていた。その時、デデデ大王が大きなハンマーを持って、その壁の近くに来た。
「ここは俺様にまかせとけ。」
デデデ大王がそう言った。今までカービィに対して意地悪だったデデデ大王の性格が一転したようだった。
カービィは、デデデ大王の勇敢さに感心した。彼が、大きなハンマーでカービィが前にいた壁を一発で壊した。
すると、そこには空洞があった。カービィ達は、その空洞に驚いた。その空洞の中には、多くのアイテムが置いてあった。
サバイバルナイフからレールガンまで、幅広い武器があった。
「ごらんくださーい。この空洞には有利なアイテムがあります。ただし、弾が制限されていまーす。
その弾を見つければ、補充できまーす。」
ナイトメアがそう言った。カービィ達はその空洞の中に入り、アイテムを調達しようとした。
カービィは5種類の属性のショットガンを手に入れた。
「うわあーっ、すげえなあ。」
カービィ達は、アイテムの多さに圧倒された。チュチュはミニショットガンを手に入れ、リックは名刀を手に入れた。
カインはボウガンを手に入れ、クーはウィングソードを手に入れた。
ピッチはショットガンを手に入れて、チャオはナックルアタッカーという武器を手に入れた。
デデデ大王は3種類のハンマーを手に入れ、ワドルドゥはレーザー能力時にかぶる帽子とレーザーステッキを手に入れた。
ナゴはスラッシュハンドを手に入れた。そして、4日分の食料と、洞窟の地図を手に入れた。
カービィ達は、数々の武器を装備して洞窟を脱出しようと意気込みを出した。
その後、カービィ達を見ていたナイトメアは、すぐに消えていった。カービィは、ナイトメアが消えたことに気づいた。
彼らは、空洞から出て来たあと、左の方へ曲がり、道を進もうとしたら、人間の首だけの飛行系クリーチャー達が出現した。
「来たな、クリーチャー。」
カービィ達は、武器を装備して、クリーチャー達に立ち向かった。
カービィはアイスガンを装備して、アイス能力時にかぶる帽子をかぶった。
彼は、アイスガンでクリーチャーに攻撃をした。すると、クリーチャー達は凍りつき、飛行力を失い、地下川に落ちた。
チュチュはミニショットガンで、クリーチャーの顔をバラバラにさせた。
他の人達も、クリーチャーを簡単に撃退していた。カービィ達は、手に入れた武器でクリーチャーを撃退した。
そして、カービィ達は、クリーチャーがいなくなったと分かり、うれしい表情を出している顔をした。
「よかったなあ。ボク達が武器を調達して、クリーチャーを倒すことができるなんて。」
「そうだな、カービィ。これも俺達の友情の力だな。どんなことで絶交されても、俺達は友達だ。」
「リック、よく言うねえ。これからもがんばろう。」
「そうだな。ハハハハハ。」
リックとカービィは、兄弟のようになっていた。そして、他の人も愉快に笑った。
だが、リックには、グーイとニュプンを殺した犯人がカービィだという疑問が残っていた。
カービィは、その事を知らない。
彼らは愉快に笑っていたら、右側から見えない風のようなのが現れた。それがカービィ達に吹いてきた。
それと同時に、彼らの持っている武器が吹き飛ばされた。カービィは、これは何だと思っていた。
「うわっ、一体何なんだ。」
カービィ達は、風のせいで前が見えなくなった。デデデ大王とワドルドゥとブルーネオンまでも巻き込まれた。
そして、カービィ達の視界が見えて、その風を追っておこうとした。すると、その風が停滞するように止まった。
その風の正体は、緑のズボンをはいた上半身裸の男が、カービィ達の前に現れた。カービィは、その男をじっと見ていた。
その男の名は、クリス・ジェットミューゼン・C・ザンゲン。略してCorクリスである。
彼は、空手のプロである。正義感が最も強い男である。カービィは、その男を調べようと、その男の所へと近づいた。
「君は一体。」
カービィがその男に近づくと、その男がいきなりキックをしてきた。
カービィは、Corクリスのキックで後ろに飛ばされた。
「な、何だよいきなり蹴りやがって。」
カービィは、痛みに耐えながらそう言った。すると、Corクリスが何かを言おうとした。
「お前は、カービィだな。俺が仕事しているデパートを襲った強盗だな。」
彼がそう言うと、カービィはそのことに疑問を抱いた。他の人達もざわざわと騒いでいた。
「一体、どういうことだ。」
カービィがそう言った。
「まあ、教えてやろう。俺がライムストーンランドに来る前の3ヶ月前だ。」
Corクリスが、自分の過去を思い出しながら、そう言った。
Corクリスが、ライムストーンランドに来る前の3ヶ月の事であった。
彼は、ハッピーシティーのデパートで仕事をしていた。彼はデパートの店員として働いていた。
彼は休みをしないで、毎日仕事をしていた。ところが、彼の平和な仕事が乱れてしまう。
彼が仕事をしている途中、向こう側で何かが騒いでいた。彼は、騒いでいる所に行った。
そこには、桃色の髪とサングラスをかけていた男が強盗をしていた。その男は、カービィに似ていると思っていた。
以前、彼はプププランドに観光したことがある。その男はガトリングを持っていた。店員と客はすっかりおびえていた。
その男は、店員に金を出せと要求を出した。店員は、その男の要求通りにレジスターから金を多く出した。
そして、他の店員にも要求を出した。その男は、金を袋に詰めて逃げ去った。Corクリスは、その男を見て唖然とした。
なんで、プププランドに住んでいるカービィが、子供のくせに強盗をするとは・・・、と思っていた。
彼は、自分でデパートの店員をやめて、空手を修業した。強盗のカービィを倒すために。
そして、強盗事件が起きてから2ヶ月後。彼の郵便ポストに、ライムストーンランドの招待券をもらった。
そして、11月5日に、ライムストーンへ行った。
Corクリスの回想は終わった。
「俺は、カービィを見つけることができた。覚悟しな。」
彼がそう言うと、空手の構えをした。
「待ってくれ、ボクはずっとプププランドにいた。無実なボクを疑うなんて・・・。」
「嘘つけ。その桃色の髪が犯人の特徴だ。嘘をつけば、俺のクラッシャーパンチでお前を即死させるぞ。」
Corクリスは本気になっていた。彼は外見だけで判断しているに違いない、とカービィが思った。
人間を判断するのは、外見ではなく心だと、カービィは思っていた。
「君、この心の優しいボクを倒してくれ。君は外見だけで判断しているんだ。
このボクを倒せば、何もならないだろう。ボクは死ぬ覚悟をした。」
カービィがそう言った。彼は自分の人差し指で、自分の胸を指差した。
どうやら、カービィは死ぬ覚悟をしているだろう。
Corクリスは、カービィの言葉を聞いて、こぶしが震えだした。
そして、彼は通路の所に膝を着き、目から涙を出した。
「す、すまねえ・・・。俺が間違っていたんだ・・・。」
彼は、こぶしをほどいて、手を平にして通路の下に着いた。彼は、忌まわしい過去を思い出した。
「じ、実は・・・。俺は今まで外見で判断したんだ。」
彼が17歳の頃、彼は就職試験の一週間前に、美しい女を見つけた。彼は、その女にほれて、恋をしようとした。
彼は、その美しい女に告白をして、彼女の家へと行った。しかし、その美しい女には裏があった。
それは、彼女がシンナーという薬物を吸っていた。
彼女の外見は美しいが、内面はシンナーを吸った薬物中毒者だった。
彼は、その彼女の惨めな姿を見て、ショックを受けた。そして、彼は彼女の行動を見ただけで、腹を立てた。
彼は、狂った彼女にパンチをくらわせ、彼女を気絶させた。そして、彼は彼女と顔を合わせなかった。
自分が、外見だけで判断したのが馬鹿だったと、彼が思っていた。彼は涙を出しながら、走り去っていた。
彼の悲しい過去の回想は終わった。カービィは、目をまばたきしながら、彼の話を聞いた。
「そうか、君にも辛い過去があったのか。やっぱり、顔より心だ。ボクの名前はカービィ。君は?」
カービィがそう言うと、彼は立ち上がった。
「俺の名前は、Corクリスだ。」
「じゃあ、これからクリス君と呼ぶね。」
「これからもよろしく。」
「よろしく〜っ」
カービィが気軽な顔でCorクリスを仲間に入れた。カービィの左側から、桃色の髪をしていたサングラスの男がいた。
カービィは、その男がすぐ近くにいるのを知らなかった。カービィは、左側からその男に殴られた。
カービィの体は、地下川に飛ばされた。彼は地下川に落ちてしまった。それを見たCorクリスが、辺りを見渡した。
彼の後ろから、魔女の姿と緑の髪をしていたシミラがいた。そして、桃色の髪をしていたサングラスの男もいた。
「キャハハハハハ、カービィの奴は、本当に鈍感だな。」
彼女はいい気味だという口調でそう言った。
「お前は一体誰だ。ま、まさか・・・。」
Corクリスがそう言うと、その桃色の髪をしていたサングラスの男が、本当の強盗だと彼が思った。
「そうか、お前の魔力で、カービィの姿をコピーしてアレンジしていたな。」
「そうさ。あたしはシミラ。ミラー能力の持ち主だ。」
「一体、何故カービィの姿をコピーして、アレンジした人物に強盗をさせていたんだ。」
彼がそう言った。
「あたしは、カービィに復讐するためにこうしたのさ。」
シミラがそう言った。シミラがカービィに復讐する前の頃を思い出した。
それは、ライムストーンランドに来る前の4ヶ月前であった。
シミラは、プププランドに移住しようと、大きな木の船で渡っていた
彼女の船は、浜辺に着いた。彼女は、村人達に頼んで、空いているアパートへと移動した。
彼女と村人達は、彼女の荷物を運び、空いているアパートの方へ移動させた。すると、カービィがそこへやってきた。
「やあ、シミラ。」
「あら、カービィさん。」
「ボクも手伝うよ。」
「本当に、助かるわ。」
カービィは、シミラの大切にしてる鏡を運んでと頼まれた。彼は、彼女の言うとおりにして、鏡を運んだ。
彼が、アパートの階段の中間まで来た。すると、手が滑ってしまい、手から鏡を離してしまった。
その鏡は、階段の所から落ちてしまい、見事に割れてしまった。彼女は、その鏡を壊されて、ショックを受けた。
「シミラさん、大丈夫だよ。」
「そうですか、カービィさん。鏡はどこにでもあるよ。これからも気をつけてね。」
彼女は笑顔を出して、そう言った。カービィは次の荷物を運ぼうとした。
だが、彼女の心の中には、憎しみを持っていた。
そして、2ヵ月後・・・。彼女のポストから、ライムストーンランドの招待券が出てきた。
それから2ヵ月後、彼女は一人でライムストーンランドへと行った。
彼女は、自分の過去の回想を終えた。カービィは呆然として口を閉じていた。
それくらいで復讐するのか、大きな鏡ぐらいで・・・。
ま、まさか・・・。ボクに襲い掛かった災難もシミラの仕業だったのか。
1ヶ月前、ボクが歩いているとき、遠くから投げられたバケツの中にある水にかかった。そして、ボクは風邪をひいた。
ボクが誤って鏡を壊してからは、災難が次々と起こっていた。やはり、彼女がボクに復讐しているのか、と思った。
その時、シミラの表情が人を殺すような顔つきに変わってきた。
「私は、カービィに復讐するときがやってきた。覚悟しろ、カービィ!。」
彼女がそう言って、さっきの男を鏡から出した。その男が素手で立ち向かおうとした。
「カービィ、俺に任せろ。お前はここで見るがよい。」
Corクリスは、カービィを止めて自分一人であの男に立ち向かった。カービィは一瞬戸惑った。
Corクリスも、シミラにやられたことがあったから、シミラに復讐するのか、と思った。
Corクリスは、その男の方へ走った。彼が、その男にパンチをした。ところが、彼のパンチがすり抜けてしまった。
その男はまるで幽霊のようだった。Corクリスは、余りの勢いで前方に倒れた。
すると、シミラの持っている水晶が光り、ライトのように照らされた。彼は痛みに耐えながら、立ち上がろうとした。
その時、彼の目の前には、青白い手が見えた。その手が、Corクリスを一発で殴った。
彼は、その衝撃で後ろに飛ばされた。摩擦で擦り傷を作るくらいの痛みが、彼に襲い掛かった。
それでも、彼は立ち上がった。シミラに復讐するためである。彼が、その男に回し蹴りをした。
だが、前と同じすり抜けてしまった。そして、シミラが水晶でライトのように照らし、青白い足を現した。
彼は、自分の攻撃と同じ青白い足に蹴られ、後ろに倒された。それでも、彼はまた立ち上がった。
彼は、死ぬまで戦っている男の姿をしているだろう。彼は、シミラの魔法の攻撃に耐えながら、彼女に背を向けなかった。
彼は、どんなに負傷しても、恨みを晴らすまで戦うという意志を持っているだろう、と、それを見ているカービィが思った。
このままでは、仲間になったばかりのCorクリスが死んでしまう。こうなれば、戦うより交渉で彼女を止めてみせる。
カービィは、ゆっくりとシミラの方へ歩いた。彼は、Corクリスを見ると、息が荒く、傷ついていた。
彼は、武器をしまって、シミラに交渉しようとした。
「シミラ、何故ボクに復讐するんだ。鏡を壊したくらいで・・・。」
カービィがそう言った。
「元はといえばあんたのせいよ。私の大切にしていた鏡を壊したくせに。」
シミラは強気でそう言った。
「どうして、壊れた鏡を大切にしていたんだ。」
カービィがそう言うと、強気になっていたシミラの表情が、悲しみの表情に少し変わってきた。
「あ、あれは・・・。亡くなったお母さんの大切に使っていた鏡なの・・・。
それをあんたが壊したせいで、私の人生を狂わせた」
シミラの目から少し涙を出してそう言った。
「君の引越しを手伝ったボクと、君の母さんの大切にしていた鏡、どっちが大切なの。
鏡が大切で、ボクに復讐するのは、単なる恩知らずだ。」
カービィが真剣にそう言った。すると、シミラがいきなり戸惑った。カービィの言葉で心が動いたのだろうか。
カービィの言った「恩知らず」という言葉が、彼女の心を動かしただろう。彼女は呆然としていた。
そ、そんな・・・。私が、恩知らずなんて・・・。彼女は、それを思いながら、土手に膝を着いた。
「カービィさん達・・・、私の話を聞いて・・・。」
彼女は涙を出しながらそう言った。彼女は、それと同時に昔のことを回想していた。
それは6年前、彼女は10歳である。彼女は魔法学校の4年生である。彼女は、友人のマリアを持っていた。
マリアは、ロングヘアーの金髪の少女である。マリアは、友人に対しての優しい心を持っている。
魔法学校の生徒達の噂では、彼女とマリアは、仲良しコンビとなっていた。彼女はマリアと一緒に遊んでいた。
ところが、彼女とマリアの仲を引き裂く運命が襲い掛かってきた。そして、最も悲しい悲劇が!?
ある日、彼女とマリアは放課後、マリアの筆記用具を探していた。
その筆記用具は、青いプラスチックケースのものである。
「シミラちゃん、あたしのふでばこ、どこにあるか知らない。」
マリアは、困りながらそう言った。
「うーん、どこにあるのかな。」
彼女はそう言って、マリアと一緒に筆記用具を探した。そして、10分後、先生の机の中にあった。
「あっ、あったよ」
「本当、シミラちゃん。よかったあ。」
「もう、無くさないでね。マリアちゃん。」
「ありがとう、シミラちゃん。」
「えへへ、どういたしまして。」
彼女はそう言って、マリアと一緒に家に帰った。マリアの筆記用具が何故、先生の机にあるのだろうか。
それは、シミラが隠していた。シミラがそういう行為をしたのは、ある女がシミラを傷つける言葉を言った。
それは、2日前のことであった。シミラが休み時間、教室の廊下を歩いていたら、ある女がシミラを見ていた。
ある女の名は、エリー。ロングヘアーをしていた玉の輿の姫であろう。
エリーが、廊下を歩いているシミラに何かを言おうとした。
「あら、シミラはマリアと一緒になっているくせに、本当にホモとは逆のレズだね。アハハハハ。」
エリーは、シミラとマリアのことをバカにしているような口調で言った。シミラの心には、深い傷を負った。
シミラはショックを受け、シミラの心の中に一つの恨みを作った。
許さない、許さない、という言葉を心の中で繰り返して言った。
マリアとエリーを殺せば、私の心も晴れるだろう。よし、まずマリアを苦しめよう。
エリーの言葉を聞いて以来、彼女の心には、鬼のような心を持っていた。
それが、シミラがマリアに影のいじめをした種である。
そして、彼女はマリアに影のいじめを繰り返していた。その行為が、ある日にマリアに暴かれてしまう。
ある日の夕方、雨は土砂降りだった。彼女はマリアのシューズを隠そうと、森の方へ行った。
彼女が1メートルぐらい掘った後、それを隠そうとしたら。
なんと、友人のマリアが、シミラの行為を見てしまった。
マリアが、シミラを止めようとした。
「シミラ!あたしのシューズを返してよ。」
マリアは、シミラを止めて、シューズを取り返していた。
すると、シューズはシミラの手から離れて、池のほうに落ちた。
シューズは、浸水で池の深い所へと沈んでいった。シミラは、池を見て呆然とした。すると、マリアは涙を出していた。
「なぜ・・・、何故あたしの物を・・・。」
「私は、マリアと一緒にいると、レズ扱いされる。
だから、マリアを傷つけ、この学校から追放させるんだ。
元はといえば、レズだと言ったエリーが悪い。
あの女は、私が殺した。先生は、その事を気づいていないだろう。」
「シミラ!そのエリーはどこなの。」
「教えてやる。無残な死のエリーを。」
彼女は、マリアに死体のエリーの居場所を教えて、森の奥へと行った。
そして、竹が多く生えている竹林の方に着いた。
そこは、誰も見つからない死角の場所であった。彼女は、マリアに死体の居場所へと行った。
そして、彼女は、竹林の方に指をさした。
「それが、エリーの無残な死体だ。」
「えっ・・・。」
マリアの鼓動が激しくなってきた。
マリアは、シミラが指をさしている所を見たら、切られた竹で体を突かれたエリーだった。
エリーの死体は、白目をして口から血を大量に出し、体を大の字のように表して死んでいた。
その死体には、手と足と腹部と胸部に竹を刺された。マリアは、その死体を見て、恐怖感を得た。
「い、いやあああああ!」
マリアは、エリーの死体を見て、恐怖と悲しみによって悲鳴を出した。マリアは、地上に膝を置いた。
マリアは、エリーの死で悲しんでいた。
そして、彼女はシミラが少ししか見えないくらいの涙を出しながら、何かを言おうとした。
「あたしの友達のエリーを、どうして殺したの。あの子はあたしの友達なのに・・・。」
マリアがそう言った。
「私は、この女にいやなことを言ったんだ。」
シミラは、エリーを殺す行為を思い出していた。
その日から2日前、シミラはエリーを連れ出して、森の奥へと連れて行かせた。
シミラが持っているのは、中型のハンマーだった。
そして、竹林の所に着いた。シミラは、エリーを竹林の所に連れ出し、エリーを切られた数々の竹の上に乗せた。
彼女はエリーを仰向けにさせた。エリーがシミラから逃げようとしたら、シミラが足でエリーの足を止めた。
「シミラ、何故私をここへ連れて行かせたの!」
エリーがシミラに怒鳴った。
「それは、私にレズと言ったからだ。だから、お前を殺すんだ。ここならば、先生には見つからない。」
「な、何をするの、シミラ。あれは冗談で言ったのに。」
「私は冗談の通じない人間だ。このハンマーでお前の体を竹に刺してやる。」
「えっ、私を竹に刺すの!?や、やめてよ。」
「無駄だ、私はもう鬼になった。」
シミラはもう理性が切れてしまっただろう。
彼女は、中くらいの大きさのハンマーで、仰向けになっているエリーの手を叩いた。
エリーの手は、竹の切れ目で貫通してしまい、エリーの手から血を出した。そして、足と膝と片手をハンマーで叩いた。
エリーの悲痛の声がシミラの耳に聞こえ、返り血がシミラの顔にかかった。そして、腹部と胸部に向けて叩いた。
エリーの腹部と胸は竹の切れ目で貫通され、口から血を吐き出した。エリーはその後、目を白目にした。
エリーは、白目にした後、息を絶えた。
シミラはエリーの返り血を浴びた。シミラは荒い息をしながら、エリーの死体を見ていた。
彼女は、エリーを殺すことができたことで、愉快に笑った。
これで、恨みを晴らすことができたと喜んでいただろう。
彼女は、竹林にハンマーを置き、森の奥から脱出した。
シミラの回想は終わった。
マリアが、シミラの話を聞いた後、涙を頬に伝わるほど泣いていた。
「何故なの・・・。あたしの友達のエリーを・・・、何故・・・殺したの・・・。」
マリアは泣きながらそう言った。
「元はといえば、エリーが悪いの。あたしと貴方の仲をぶち壊した張本人だからね!」
「じゃあ、あたしの筆箱を隠していたのは・・・、シミラちゃんだったのね・・・。
あたしの筆箱を探す行動は、わざとだったのね・・・。
貴方は私の友達じゃない!シミラちゃんは私の敵よ。恩知らずのシミラちゃん!」
マリアがそう言うと、シミラの理性が切れてしまった。
どうやら、シミラは「恩知らず」という言葉に理性を壊されただろう。
シミラは、ついにマリアを竹林の切れ目の所に押し倒し、そこに置いてあったハンマーを持った。
「な、何をするの。やめてよ!シミラちゃん。」
シミラの耳には、マリアの言葉が通らなかった。ついに彼女は殺人鬼になっただろう。
「よくも私に触れるような言葉を言ったな。私は元々恩知らずなんだよ!」
「なに言ってるの。シミラちゃんは恩のある人なんだよ。」
「嘘をつくな。私はお前に恩知らずと言われたことがあるんだよ。
それは、3年生の頃だった。
私はお前に雑巾を貸してやったくせに、
私は単なるミスでお前にバケツの中の水にかかってしまい、お前に『恩知らず!』と言われたんだ。
私はお前のことを覚えているんだよ!」
シミラの言葉遣いが悪くなり、口調も悪くなってきた。
「このハンマーで、お前を殺してやる!」
「や、やめてよ!私を殺さないで!」
シミラは、すでにハンマーを持っていた。彼女が、ハンマーでマリアの体を叩いた。
すると、マリアの体が竹の切れ目に刺さった。
マリアは、口から血を出した。シミラは返り血を顔に浴びた。
そして、シミラはマリアを殺した後、彼女は理性に戻った。
彼女は荒い息をして、マリアの死体を見ていたら、手が振るえてしまい、ハンマーを手から離した。
彼女は、人を殺してしまったと自覚した。彼女は土手に膝を着いた。彼女は涙を少しずつ出していた。
すると、マリアはまだ生きていた。マリアは、この状態では助からないだろう。
そして、マリアの口から、最後の言葉を出していた
「シミラちゃん・・・。ごめんね・・・。」
マリアは、最後の力を振り絞って、最後の言葉を言った。
そして、マリアは首を土手に倒し、顔を微笑み、目を閉じて息を絶えた。
シミラは、マリアの最後の言葉を聞いて、心が動いた。
マリアは、恩知らずと言ってしまったことを謝っていただろう。
シミラは、マリアの体を揺らしていた。マリアは本当に生きているのかと確かめていた。
「マリアちゃん、どうしたの。ねえ、起きてよ。私の声は聞こえるの。ねえ・・・。」
シミラがいくらマリアの体を揺らしても、マリアは起きなかった。シミラは、マリアが死んでしまったと分かっていた。
「どうしてなの・・・。マリア・・・、貴方は私の友達なのに・・・。どうして死ぬの・・・。」
シミラは、頬に伝わるほどの涙を出した。彼女は、友人を亡くした悲しみで、ショックを受けただろう。
「死なないで、マリア!死なないでーっ!いやああああああ。」
シミラは、マリアの死を悲しんだ。そして、シミラは森の奥へと消えていった。
しばらくした後、学校の先生達は、その2人を森で探した。すると、一人の先生がその2人の死体を見つけた。
女性の先生は悲鳴をあげ、男性の先生はその2人の死体を運んだ。
先生達は、二人が死んでいたのは殺人事件だと思っていた。
先生達は、新聞記者に知らせをして、「ウィザード学校女子生徒殺人事件」とマスコミが名づけた。
先生達は、その二人を殺したのがシミラだという事を知らない。その事件が、他の街にも伝わった。
そして次の日、プププランドで二足歩行型のメカが新聞配達をしていた。彼は、プププ新聞を住民達に届けていた。
その新聞には、「二人の夢を奪った残酷な殺人事件。『ウィザード学校女子生徒殺人事件』」が一面に大きく載った。
それから、もう一体のメカが、CROTEAM新聞を配達していた。その新聞にもその事件が一面に載っていた。
サムサム新聞や、レイダー新聞や、エンカウンター新聞や、エース新聞などにも、その事件が載っていた。
それから、その事件は未解決事件として迷宮入りになった。そして、その事件は時効になった。
それが、シミラにとっての最悪で悲惨な出来事であった。
シミラの悲しい回想は終わった。カービィは、その話を聞いて、目をまばたきしていた。他の人は泣いていた。
カービィが、シミラの方へ近づき、何かを言おうとした。
「そうか、シミラにも辛い過去があったのか・・・。」
カービィがそう言った。すると、シミラが立ち上がって、何かを言おうとした。
「そうです。私が二人を殺してしまったのです。」
シミラがそう言うと、カービィが慰めようとシミラの方をトンと置いた。
「悲劇はいくらでもある。さあ、ボク達と一緒に脱出しよう。」
「そうはうまくいきません。私は死ぬ決意をしたのです。それが、私の罪を滅ぼす方法であろう。」
シミラがそう言うと、カービィの心に衝撃を与えた。シミラは、すでに殺される覚悟をしていただろう。
カービィは、呆然としていた。すると、シミラが何かを言おうとした。
「さあ、私をリボルバーで撃ってください。」
シミラがそう言った。カービィは撃つか撃たないか迷っていた。
すると、カービィは自分の姿を使わされた事に気づいた。
カービィの姿を偽って、悪用していたシミラに復讐しようと、カービィのポケットから、リボルバーを出した。
カービィは、リボルバーの引き金を引いて、シミラの頭部を狙おうとしていた。
人を殺すのは、カービィにとって初めてであった。
カービィが、リボルバーのレバーを押す直前、銃口がシミラの持っている水晶に向けた。そして、レバーを押した。
リボルバーの銃口から、銃弾が出ると同時に銃音が鳴り響いた。その銃弾は、水晶を破裂するように壊した。
水晶は、バラバラになった。カービィが、リボルバーをしまいこんだ。すると、シミラは目を開けた。
そこには、バラバラになった水晶と、カービィの姿があった。彼女は、カービィに殺されなかったと分かった。
「な、何故。私を殺さないの・・・。」
シミラがそう言った。
「復讐する人を簡単に殺すことはできない。
元はといえば、ボクが悪い。ボクが君の大切にしていた鏡を壊したから。
復讐の凶器となった水晶を壊せば、シミラの心を支配した復讐心から解放されるだろう。」
カービィがそう言った。カービィの言葉を聞いたシミラは、自分が間違っていると分かって、涙を出した。
「ご、ごめんなさい・・・。私が間違っていました。私も貴方達と一緒に・・・、ここを脱出します。」
シミラは、涙を出しながら、カービィ達にそう言った。
カービィが、シミラを慰めようと、彼女の肩をポンと叩いた。
「ここで泣いては、何もならない。さあ、一緒に脱出しよう。」
「カービィさん・・・。」
シミラは、カービィを見て、涙をふいた。彼女はまた立ち上がり、カービィ達の仲間に入った。
カービィの仲間は13人に増えた。
カービィ達は、次の所へ進もうとしたら、カサカサという音が後ろからしてきた。
まるで、巨大ゴキブリが迫ってくるような音。
カービィ達は、その音を聞くたびに、カービィ達の方へ近づいていた。ま、まさか・・・、とカービィ達が思っていた。
カービィ達が、後ろを振り向いたら。後ろから、4つの足を持っているカニのようなクリーチャーが数百匹もいた。
青白い色をしている体と、血まみれになっているトゲの爪である。カービィ達は、そのクリーチャーに呆然とした。
カービィ達は、忍足で逃げようとしていたら、そのクリーチャー達が一斉に襲い掛かった。まるで、軍隊の出撃のようだ。
そのクリーチャー達の名は「ヘッドコア」。切り裂きの悪魔と呼ばれている小型のメカ系クリーチャーである。
果たして、カービィ達は、ヘッドコアから逃げ切れるのだろうか!?
第2部へ続く・・・。
次の話を読む
読むのをやめる