『カービィとゆかいな仲間たち』
第2話〜グラスランド、リック登場!〜
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前回、ワドルディーの話も聞かず虹の島々に向かって飛び始めたカービィは、
どうやら最初の島、『グラスランド』に着いたようです。
「えっと、たしか〜…」
〈虹の雫が隠されまして、それを集めれば虹が戻るので〉
「とかいってたなぁ」
どうやら、その辺はちゃんと聞いていたようです。
「じゃ、まずここに住んでるはずのリックをさがして聞いてみようっと!」
カービィがそういったとたん返事が返ってきました。
「オイラはここにいるよ〜う!」
「うわっ!いつの間に!…まあいいや、この辺で何か変な事は無かった?」
どうやらカービィは虹の雫のことをすっかり忘れている様子です。
「えっ?変なこと?虹が消えた以外で?」
「あっ、虹も消えてるんだっけ…うん、それ以外で。」
「え〜?んー……あ、あったよ、変な事。」
「えっっ?どんな?」
「え〜っとぉ…」
〈ここよりリックの回想〉
ウイスピーウッズの根元でリックがリンゴを食べながら、ウイスピーウッズとなにやら世間話をしています。
「そんでさぁ、そこでオイラがそのブロックを蹴ったら、
ブロックがイフリーティの家に突っ込んじゃってさぁ。」
「ちゃんと謝った?」
「うん、一応、許してくれたみたい…もっとリンゴ落としてよウイスピー。」
「え〜!?もう126個目だよ、リックぅ。」
落とされたリンゴをほうばりながら、リックが言います。
「ウイスピーもさ、よくリンゴがさ、無くなんないよね。」
「う゛、たしかに…どうなってんだろ?」
「自分の事なのにわかんないの?」
リックがそういった直後に、イフリーティが走ってきます。
「リック!ちょうど良かった…」
「どうしたのさ!?」
「いいから早くこれを…」
そういってイフリーティは、何かを取り出そうとします。
そこへなにやら黒いもやのような物が突っ込んできて、イフリーティに染み込むように消えました。
「あの〜どうしたんの?イフリー…」
「うるさい!とにかくおまえはリックだな?」
「なんで、いまさら確認してるのさぁ?」
「おまえは、虹を取り戻したいと思ってるのか?」
「うん、イフリーティもそうでしょ?」
「ならば、こい!」
その言葉に本能的直感で、何かを感じたリックは返事もせずに、イフリーティのそばを走り抜けます。
「あっっ!まて!」
「なんだよ!まだ怒ってたの?ブロックの事…」
どうやらリックが感じた直感はこれだったようです。
見事に外れています。
「うるさいぞ、ナレーション!外れてるんだったら、正解教えてよ!」
それはできない相談です。
「なんでだよぅ!」
後で知る事になるからです。それより、逃げるスピードを上げないと、おいつかれますよ。
「えっっ?」
イフリーティはいつのまにか、バーニングアタック(直進形)状態になっています。
「え?え?なんでぇ〜?」
もちろん、普通に追いかけるよりスピードが速いからです。
壁が無いので、途中で止めなくてもいいようです。リックもスピードを上げます。
もともとイフりーティが住んでいた所を通り過ぎます。
そこで、イフリーティがバーニング状態を解きます。
「さすがに疲れてきただろう?ここで決着つけてやろうか?大ねずみのリック!」
「…ねずみ?」
荒くなっていたリックの息が急に整います。
「ねずみじゃないのか?どーみてもねずみにしか見えんが。」
ぷちっ
「ん?なんだ?今の音は?」
あんたのせいでリックが切れちゃいました。
「なにぃ?」
「…オイラは…オイラはっっ。」
おたっしゃでー。
「おい!なんなんだ!ナレーション…」
「…オイラはネズミじゃないっっ!ハムスターだぁぁぁぁ!!」
次の瞬間、リックの体当たりがイフリーティを襲いました。
イフリーティは一番近くの壁…つまりもともとイフリーティが住んでいた所の壁にたたきつけられ、
それと同時に黒いもやが出ていきました。
〈回想終わり〉
「気づいたら、イフリーティ気絶しちゃってたからさぁ、後で聞きにいったんだけど…」
「ちょっとまってよ、まさか、そのままで一回どっかいっちゃったのぉ?」
「うん、それより途中で話につっこまないで。で、後で聞きにいったらね、おぼえてなかったの。」
「おぼえてなかったぁ!?その事全部ぅ!?」
「そんなに驚かなくても…でも、ブロックの事は覚えてたよ。」
「いや、そうじゃなくって…」
カービィは前にうっかり、リックに「ねずみ」と言ってしまった事があるのです。
そのときの恐怖は一生忘れられないでしょう。
「まあいいや。それで?」
「何で壁が壊れてるのかもわからないって言ってたんだ…。あっっ!」
「なに?」
「ほら、イフリーティがオイラに何か渡そうとしてたっていったじゃん!」
「うん…。まさか…?」
「あれが無くなってるって言ってた…」
「あーっ!やっぱりぃー!!」
そこでカービィは、ふと思い出したのです。虹の雫の事を…
「ね、ねぇ、リック!それ、それの名前,虹の雫って言ってなかった?」
「んー?あぁそうそう!それ!何で知ってるのさぁ?その…2時のもずく。」
「虹の雫!あれが、全部あるべきところにないと虹が消えちゃうんだ!」
「そりゃー大変だぁ!すぐ取りに行かなきゃ!」
「えっっ?どこにあるか知ってるの?」
「知らない。」
「はぁ…やっぱり…。まぁリックがいてよかったよ。一人じゃ情報も入んなかったし…」
「本当は、オイラ捕まってなきゃいけないんだけど、
な〜ビィ(作者)が、捕まった理由をオイラに言わせるのがめんどくさかったんだって。
だけど、今のほうが長くなってる気がするんだ。」
もしもし?
「なぁに?ナレーション。」
作者から伝言です。
「何?」
≪そうゆうことを本編で言うな≫だそうです。
「自分が言わせてるんじゃん。…まあいいや、それよりオイラの宝物が増えたんだよ。」
「えっ?あの大道芸用のパラソルのほかに?」
「うん、じゃあ、ついてきて!」
「えっ!?まってよぅリックぅ〜。」
そして、二人は、野を越え、山は越えず、リックの宝物置き場へと向かいました。
リックの宝物置き場には、さまざまな色や形のパラソルが置いてありました。
「ん?これといって新しい物はないけど…」
「カービィ!ちょっと手伝って〜」
「何ぃ?」
カービィがリックにそばに行くや否や、リックはパラソルでカービィをすくいあげました。
そしてパラソルをくるくると回しながら上に上にあげていきます。
「リックぅ〜これってぼくが乗る必要あるのぉ〜」
「別に無いけどさ。楽しいじゃん♪」
そう言いながらリックは、パラソルを、天井に向けて振ります
すると、天井の一部が壊れ、そこには…。
「あーっっ!」
パラソルから落ちると同時にカービィが叫びます。
「なんだよぅ。びっくりしたぁ〜。」
「そ、それどこで拾ったの?」
カービィがおそるおそる聞きます。
「気絶してたイフリーティの近く。」
「それっ、それっ!それが虹の雫だよぅ!」
そう!そこにあったのは虹の雫そのものでした。
「へぇーこれがぁ〜」
「しみじみしてないで、早くイフリーティに知らせなくっちゃ!」
「そうだった!急ごう、カービィ!」
その後二人は、いや正確にはリックは、イフリーティに家を壊した事、
虹の雫をかってに持っていった事、その他うんぬんをこっぴどく叱られました。
「結局、あのもやもやが何なのか、わかんなかったねぇ。」
リックは怒られたことを気にしてない様子です。
「そういえば、あのもやもや、ウイスピーの方に飛んでいったなぁ…」
「じゃあ、ウイスピーウッズのとこにいけば…」
「「なにかわかるかも!」」
二人の声がぴったり合わさりました。
こうして、二人はウイスピーウッズの方へ走って行きました。

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